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【市況】<マ-ケット日報> 2016年1月26日

 26日の市場は日経平均が3日ぶりに大幅反落。終値は前日比402円安の1万6708円だった。この日は原油安と米国・中国株安が重なり投資マインドが再び軟化。日経平均は終日1万7000円の大台を割り込む展開となった。直前の2日間で1100円以上も上げていた反動もあったようだ。東証1部の出来高(21億株)を見る限り実需は少なく、先物などに振り回されやすい地合いは続いている。

 昨日の米国市場は原油相場の下落を嫌気してダウ平均が3日ぶりに大幅反落し、再び1万6000ドルの大台を割り込んだ。世界経済や中国情勢の不透明感が拭えず押し目を買う動きは限定的。今晩から始まるFOMCやアップルの決算を控え、終盤は一段と下げ幅を広げての引けとなっている。さて、早くも米国株が反落したことで東京市場も支えを失いつれ安の動きに。本日の日経平均は300円近い下げでスタートした後も買いは限定的で、後場に入ってからは中国上海株の下げや時間外取引のNY原油先物の下げを受けて一段安を演じてしまった。中国上海株は東証引け後には6%もの下げとなり、2014年11月以来の安値まで沈んでいる。円相場も1ドル=117円台へじわりと上昇しており、再びリスクオフの動きが強まっているようだ。今週は今晩からの米FOMCと28日からの日銀金融政策決定会合があり、株式は政策期待から売り込みにくい状況にはあるが、そのことはおかまいなしに原油と中国株は下落中。明日も原油と中国株次第という心許ない展開を強いられそうだ。(ストック・データバンク 編集部)

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