【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):日農薬、ライトオン、ニトリHD、シーズHD
■日本農薬 <4997> 716円 +37 円 (+5.5%) 本日終値
22日、日農薬 <4997> が、同社が原薬を供給する爪の水虫薬「ルコナック爪外用液 5%」について、佐藤製薬(非上場)が製造販売承認を取得したと発表したことが買い材料。「ルコナック爪外用液 5%」は同社が開発したイミダゾール系抗真菌薬を有効成分としており、爪の水虫の主要病原菌である白癬菌に対して極めて強い活性を示すことから、高い治療効果が期待されている。発表を受けて、爪の水虫薬の販売による収益基盤の拡大に期待する買いが向かった。
■ライトオン <7445> 1,346円 +59 円 (+4.6%) 本日終値
ライトオン<7445>が続伸。前週末22日の取引終了後に発表した1月度(15年12月21日~16年1月20日)の月次売上高で、既存店売上高が前年同月比7.0%増となり、12カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。暖冬の影響で防寒アウターの販売が苦戦したものの、メンズ・ウィメンズともにニットやその他冬物商品が堅調に推移した。また、年末年始商戦における客数の伸長も寄与した。なお、全社売上高は同9.0%増だった。
■富士製薬工業 <4554> 2,150円 +83 円 (+4.0%) 本日終値
富士製薬工業<4554>が続伸。22日の取引終了後、生殖補助医療における黄体補充を効能・効果とする天然型黄体ホルモン製剤「ウトロゲスタン腟用カプセル 200ミリグラム」の製造販売承認を取得したと発表しており、業績への寄与を期待した買いが入っている。同剤は、ベシン・ヘルスケアが開発したプロゲステロンを有効成分とする経腟投与の天然型黄体ホルモン製剤。黄体ホルモンは、生殖補助医療において着床や妊娠の維持のために重要な役割を果たしており、治療の際には体外からの黄体ホルモン補充が必要になる。既に世界80カ国以上で承認されている一方、日本では最近まで同成分の腟製剤が未承認であったが、「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」での検討を経て、厚生労働省から開発要請を受け、今回の製造販売承認取得となったという。なお、発売は2月を予定している。
■ニトリホールディングス <9843> 9,360円 +360 円 (+4.0%) 本日終値
ニトリホールディングス<9843>が続伸。ゴールドマン・サックス証券は22日、同社株の投資判断の「買い(コンビション・リスト)」を継続するとともに、目標株価を1万2500円から1万2700円に引き上げた。同証券では、「都市部出店と中国事業という成長の柱が順調なこと」や「国内売り上げは商品の付加価値化や機能性強化で堅調なこと」、「第4四半期は粗利率改善加速の可能性があり、(収納品など仕入れの10%が原油関連製品で)足もとの原油安も将来的にプラスなこと」、「安定した収益と圧倒的な市場シェアなどビジネスモデルの強みが際立っていること」――などを評価。16年2月期の連結営業利益は、会社予想710億円に対し745億円への増額修正を予想している。
■鴻池運輸 <9025> 1,437円 +49 円 (+3.5%) 本日終値
鴻池運輸<9025>が続伸。同社は22日の取引終了後、ミャンマーに新会社を設立することを発表した。日本とミャンマー両国政府間で開発推進中のミャンマー初の経済特区(SEZ)ティラワSEZで保税倉庫事業やトラック運送事業などを展開するもの。資本金は422万9000ドル(5億円)で3月に設立を予定している。
■シーズHD <4924> 2,067円 +69 円 (+3.5%) 本日終値
22日、シーズHD <4924> がエステティック・サロンを展開するシーズ・ラボの株式を取得し、子会社化すると発表したことが買い材料。シーズ・ラボは大都市圏を中心にエステサロンを20店舗を展開しており、高い収益性を基盤とした潤沢なネット・キャッシュを保有する企業。同社はエステ店舗における高価格帯化粧品ブランドの展開や、アジアで需要が高い日本式エステサロンの海外展開などを通じて、グループ全体の成長を加速させていく方針。取得価額は40億円で議決権割合70%となる。
■西松屋チェーン <7545> 1,014円 +29 円 (+2.9%) 本日終値
西松屋チェーン<7545>が続伸。前週末22日の取引終了後に発表した1月度(15年12月21日~16年1月20日)の月次売上高速報で、既存店売上高が前年同月比2.2%増となり、2カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。月度の前半にアウトウエア部門でストレッチパンツなど春物が堅調に推移し、月度の後半からは気温低下とともに冬物の売れ数が伸びたことが要因。また、実用衣料部門も同様に月度後半からの気温低下で冬物肌着を中心に売り上げが伸長したという。なお、全店売上高は同3.7%増だった。
■デンカ <4061> 495円 +14 円 (+2.9%) 本日終値
デンカ<4061>が続伸。クレディ・スイス証券では、グローバルでの需要拡大が見込まれるコレステロール用測定試薬は、推定で営業利益率が7割程度と収益性が極めて高いとみて、販売承認が確認されると株価にポジティブと指摘。16年度から本格寄与する米デュポン社からのクロロプレンゴムの買収効果にも期待したいとして、目標株価を540円から570円に引き上げ。レーティングは「ニュートラル」を継続している。
■ユナイテッド <8960> 155,900円 +4,000 円 (+2.6%) 本日終値
ユナイテッド・アーバン投資法人<8960>が続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は同REITについてリポートをリリース。東京都台東区の上野に立地する店舗ビル「455 上野ビル」の取得などを反映し、NAV(Net Asset Value)評価を若干引き上げ、目標株価を18万6800円から18万8000円へ引き上げ、レーティングは「ニュートラル」を継続している。同証券ではまた、カバー銘柄のうち最もポートフォリオ分散が効いているREITの一つであると紹介。配当積立金の活用が可能であることから大口テナントの退去など一時的なDPS減少についても対応が可能であり、業績には安定感があると解説している。
■科研製薬 <4521> 7,570円 +180 円 (+2.4%) 本日終値
科研製薬<4521>が続伸。大和証券は、佐藤製薬が爪白癬治療剤ルコナックの製造販売承認を取得し、添付文書と製剤写真を公開したことについて、科研製薬のクレナフィンと決定的な差は見当たらないと指摘。クレナフィンには先行者優位があるとみて、ルコナックの薬価や患者・医師における評価に注意したいとの見解を示している。同証券は、科研製薬のレーティング「3」(中立)を継続している。
株探ニュース
22日、日農薬 <4997> が、同社が原薬を供給する爪の水虫薬「ルコナック爪外用液 5%」について、佐藤製薬(非上場)が製造販売承認を取得したと発表したことが買い材料。「ルコナック爪外用液 5%」は同社が開発したイミダゾール系抗真菌薬を有効成分としており、爪の水虫の主要病原菌である白癬菌に対して極めて強い活性を示すことから、高い治療効果が期待されている。発表を受けて、爪の水虫薬の販売による収益基盤の拡大に期待する買いが向かった。
■ライトオン <7445> 1,346円 +59 円 (+4.6%) 本日終値
ライトオン<7445>が続伸。前週末22日の取引終了後に発表した1月度(15年12月21日~16年1月20日)の月次売上高で、既存店売上高が前年同月比7.0%増となり、12カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。暖冬の影響で防寒アウターの販売が苦戦したものの、メンズ・ウィメンズともにニットやその他冬物商品が堅調に推移した。また、年末年始商戦における客数の伸長も寄与した。なお、全社売上高は同9.0%増だった。
■富士製薬工業 <4554> 2,150円 +83 円 (+4.0%) 本日終値
富士製薬工業<4554>が続伸。22日の取引終了後、生殖補助医療における黄体補充を効能・効果とする天然型黄体ホルモン製剤「ウトロゲスタン腟用カプセル 200ミリグラム」の製造販売承認を取得したと発表しており、業績への寄与を期待した買いが入っている。同剤は、ベシン・ヘルスケアが開発したプロゲステロンを有効成分とする経腟投与の天然型黄体ホルモン製剤。黄体ホルモンは、生殖補助医療において着床や妊娠の維持のために重要な役割を果たしており、治療の際には体外からの黄体ホルモン補充が必要になる。既に世界80カ国以上で承認されている一方、日本では最近まで同成分の腟製剤が未承認であったが、「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」での検討を経て、厚生労働省から開発要請を受け、今回の製造販売承認取得となったという。なお、発売は2月を予定している。
■ニトリホールディングス <9843> 9,360円 +360 円 (+4.0%) 本日終値
ニトリホールディングス<9843>が続伸。ゴールドマン・サックス証券は22日、同社株の投資判断の「買い(コンビション・リスト)」を継続するとともに、目標株価を1万2500円から1万2700円に引き上げた。同証券では、「都市部出店と中国事業という成長の柱が順調なこと」や「国内売り上げは商品の付加価値化や機能性強化で堅調なこと」、「第4四半期は粗利率改善加速の可能性があり、(収納品など仕入れの10%が原油関連製品で)足もとの原油安も将来的にプラスなこと」、「安定した収益と圧倒的な市場シェアなどビジネスモデルの強みが際立っていること」――などを評価。16年2月期の連結営業利益は、会社予想710億円に対し745億円への増額修正を予想している。
■鴻池運輸 <9025> 1,437円 +49 円 (+3.5%) 本日終値
鴻池運輸<9025>が続伸。同社は22日の取引終了後、ミャンマーに新会社を設立することを発表した。日本とミャンマー両国政府間で開発推進中のミャンマー初の経済特区(SEZ)ティラワSEZで保税倉庫事業やトラック運送事業などを展開するもの。資本金は422万9000ドル(5億円)で3月に設立を予定している。
■シーズHD <4924> 2,067円 +69 円 (+3.5%) 本日終値
22日、シーズHD <4924> がエステティック・サロンを展開するシーズ・ラボの株式を取得し、子会社化すると発表したことが買い材料。シーズ・ラボは大都市圏を中心にエステサロンを20店舗を展開しており、高い収益性を基盤とした潤沢なネット・キャッシュを保有する企業。同社はエステ店舗における高価格帯化粧品ブランドの展開や、アジアで需要が高い日本式エステサロンの海外展開などを通じて、グループ全体の成長を加速させていく方針。取得価額は40億円で議決権割合70%となる。
■西松屋チェーン <7545> 1,014円 +29 円 (+2.9%) 本日終値
西松屋チェーン<7545>が続伸。前週末22日の取引終了後に発表した1月度(15年12月21日~16年1月20日)の月次売上高速報で、既存店売上高が前年同月比2.2%増となり、2カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。月度の前半にアウトウエア部門でストレッチパンツなど春物が堅調に推移し、月度の後半からは気温低下とともに冬物の売れ数が伸びたことが要因。また、実用衣料部門も同様に月度後半からの気温低下で冬物肌着を中心に売り上げが伸長したという。なお、全店売上高は同3.7%増だった。
■デンカ <4061> 495円 +14 円 (+2.9%) 本日終値
デンカ<4061>が続伸。クレディ・スイス証券では、グローバルでの需要拡大が見込まれるコレステロール用測定試薬は、推定で営業利益率が7割程度と収益性が極めて高いとみて、販売承認が確認されると株価にポジティブと指摘。16年度から本格寄与する米デュポン社からのクロロプレンゴムの買収効果にも期待したいとして、目標株価を540円から570円に引き上げ。レーティングは「ニュートラル」を継続している。
■ユナイテッド <8960> 155,900円 +4,000 円 (+2.6%) 本日終値
ユナイテッド・アーバン投資法人<8960>が続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は同REITについてリポートをリリース。東京都台東区の上野に立地する店舗ビル「455 上野ビル」の取得などを反映し、NAV(Net Asset Value)評価を若干引き上げ、目標株価を18万6800円から18万8000円へ引き上げ、レーティングは「ニュートラル」を継続している。同証券ではまた、カバー銘柄のうち最もポートフォリオ分散が効いているREITの一つであると紹介。配当積立金の活用が可能であることから大口テナントの退去など一時的なDPS減少についても対応が可能であり、業績には安定感があると解説している。
■科研製薬 <4521> 7,570円 +180 円 (+2.4%) 本日終値
科研製薬<4521>が続伸。大和証券は、佐藤製薬が爪白癬治療剤ルコナックの製造販売承認を取得し、添付文書と製剤写真を公開したことについて、科研製薬のクレナフィンと決定的な差は見当たらないと指摘。クレナフィンには先行者優位があるとみて、ルコナックの薬価や患者・医師における評価に注意したいとの見解を示している。同証券は、科研製薬のレーティング「3」(中立)を継続している。
株探ニュース