【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):NTT、ローソン、新日鉄住金、Jディスプレ
■日本電信電話 <9432> 4,723円 +111 円 (+2.4%) 本日終値
野村証券の通信セクターのリポートでは、17年3月期は全社携帯通信収入が増収になると予想。決済・物販事業や海外事業の利益貢献や積極的な株主還元が進展するかにも注目したいとして、良好な業績と株主還元を考慮すると株価は上昇余地は大きいと解説。個別では、携帯と固定双方での中期業績拡大や積極的な株主還元が魅力のNTT<9432>をトップピックに、KDDI<9433>とNTTドコモ<9437>を同列でセカンドピックとして推奨。「16年の有望なセクター」と評価している。
■ローソン <2651> 9,060円 +190 円 (+2.1%) 本日終値
ローソン<2651>が続伸。同社はこの日、今年5月に開催される「伊勢志摩サミット」の関係者向けの弁当供給業務を受託することを発表した。三重県で給食事業を展開するオーケーズデリカ、日本クッカリー、キャリアカーサービスとコンソーシアムを組み、3月下旬より5月下旬にかけて、伊勢志摩サミットの関係者向けの食事を供給。08年に開催された「北海道洞爺湖サミット」の関係者向け弁当供給業務での経験を生かし、伊勢志摩サミット弁当供給業務を万全の体制で担っていく。
■セリア <2782> 6,300円 +130 円 (+2.1%) 本日終値
セリア<2782>は3日続伸。100円ショップ大手で特長のある良質な製品が消費者の需要をとらえ、積極的な新規出店も奏功している。同社はPOSデータを駆使してニーズを取り込みやすい新商品の導入を推進し売り上げの伸びに反映させている。昨年12月の月次売上高は既存店で前年同月比5.1%増とプラスを今期に入り10月に次ぐ高い伸び率を確保した。採算面では原油安に伴う原材料コスト低下も少なからぬ追い風要因として、株高を後押ししている。
■新日鐵住金 <5401> 2,171円 +43.5 円 (+2.0%) 本日終値
米系大手証券の鉄鋼セクターのリポートでは、世界鉄鋼業の事業環境が悪化する中、日本の高炉2社(新日鉄住金<5401>とJFEホールディングス<5411>)の高い収益性はより明確になっていると指摘。日本の高炉2社の優位性は主に、高い技術力に基づく自動車用途向けの高品質な鋼材にあると考え、悪化した海外市況にも一定の底入れ感が見られると解説。業績は16年3月期をボトムに回復へ向かうとみて、個別では、当面の利益のダウンサイドリスクが相対的に低く、北米の自動車用鋼鈑事業など中長期的な成長ポテンシャルの高い新日鉄住金を選好している。
■ジャパンディスプレイ <6740> 288円 +5 円 (+1.8%) 本日終値
ジャパンディスプレイ<6740>が続伸。SMBC日興証券は、同社が22日に事業とディスプレイ技術の説明会を実施、次世代研究センターの瀧本昭雄センター長よりプレゼンが行われ、実機展示の見学会が行われたとのリポートをリリース。2018年にOLED(有機EL)量産としながらも、量産場所や規模、その技術や目標値などについては一切言及されなかったことは、競合に対して比較劣位にあるという懸念を払拭するには至らなかったと指摘。OLEDにおいてはサムスン電子、LGディスプレイに対して後手に回っていると言えるとの見解を示している。同証券は現時点で、投資評価「2」(中立)、目標株価410円を継続している。
■ひらまつ <2764> 670円 +11 円 (+1.7%) 本日終値
ひらまつ<2764>が続伸。同社は東京などを中心に大都市で高級フランス料理店を展開する。新規出店効果もあって業績は拡大基調にある。22日取引終了後に発表した16年3月期の第3四半期累計(4~12月)連結売上高(速報値)は91億1500万円(前年同期比2.4%増)と前年実績を上回っている。四半期ごとに見た場合、第2四半期(7~9月)は前年同期を下回ったものの、第3四半期は再びプラスとなったこともあり、これを評価する買いが優勢となった。
■東レ <3402> 1,037.5円 +10 円 (+1.0%) 本日終値
東レ<3402>が小幅ながら続伸。航空機や環境エネルギー関連分野の需要を取り込み炭素繊維部門が好調に推移し、全体業績を牽引している。炭素繊維は自動車向けでも本格普及期に突入する見通しで先行きは明るい。航空機向けは世界的な増産の動きが追い風となっている。23日付の読売新聞では「航空機の機体などの軽量化に欠かせない炭素繊維の需要が世界的に高まっている。米ボーイング社は今年から新鋭の中型旅客機『787型機』の生産を段階的に増やす方針だ」と報じており、米ボーイング向けで高い実績を持つ同社株の戻り足を支援する格好となっている。
■栗田工業 <6370> 2,441円 +12 円 (+0.5%) 本日終値
栗田工業<6370>が続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、水処理装置事業の採算改善等による緩やかな業績改善を予想するものの、成熟した国内市場に依存する収益構造に加え、海外事業の収益貢献にも時間を要すると指摘。機動的に実施してきた自社株取得に対する期待が株価を下支えするため、過度な株価下落も限定的とみて、レーティング「ニュートラル」を継続。目標株価を2970円から2990円に引き上げている。
■東京急行電鉄 <9005> 881円 +3 円 (+0.3%) 本日終値
東京急行電鉄<9005>は小動き。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、鉄道運輸収入が15年7~9月期に続き10~12月期も好調さを持続し、会社計画をやや上振れて推移していると指摘。ホテル事業でも宿泊単価が堅調に推移していることなどから、4~12月期累計の営業利益は628億円になると予想。レーティング「オーバーウエイト」と目標株価1218円を継続している。
●ストップ高銘柄
GSIクレオス <8101> 162円 +50 円 (+44.6%) ストップ高 本日終値
Tホライゾン <6629> 357円 +80 円 (+28.9%) ストップ高 本日終値
ラクス <3923> 1,519円 +300 円 (+24.6%) ストップ高 本日終値
平田機工 <6258> 2,083円 +400 円 (+23.8%) ストップ高 本日終値
ヒューマンウェブ <3224> 2,900円 +500 円 (+20.8%) ストップ高 本日終値
など、17銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース
野村証券の通信セクターのリポートでは、17年3月期は全社携帯通信収入が増収になると予想。決済・物販事業や海外事業の利益貢献や積極的な株主還元が進展するかにも注目したいとして、良好な業績と株主還元を考慮すると株価は上昇余地は大きいと解説。個別では、携帯と固定双方での中期業績拡大や積極的な株主還元が魅力のNTT<9432>をトップピックに、KDDI<9433>とNTTドコモ<9437>を同列でセカンドピックとして推奨。「16年の有望なセクター」と評価している。
■ローソン <2651> 9,060円 +190 円 (+2.1%) 本日終値
ローソン<2651>が続伸。同社はこの日、今年5月に開催される「伊勢志摩サミット」の関係者向けの弁当供給業務を受託することを発表した。三重県で給食事業を展開するオーケーズデリカ、日本クッカリー、キャリアカーサービスとコンソーシアムを組み、3月下旬より5月下旬にかけて、伊勢志摩サミットの関係者向けの食事を供給。08年に開催された「北海道洞爺湖サミット」の関係者向け弁当供給業務での経験を生かし、伊勢志摩サミット弁当供給業務を万全の体制で担っていく。
■セリア <2782> 6,300円 +130 円 (+2.1%) 本日終値
セリア<2782>は3日続伸。100円ショップ大手で特長のある良質な製品が消費者の需要をとらえ、積極的な新規出店も奏功している。同社はPOSデータを駆使してニーズを取り込みやすい新商品の導入を推進し売り上げの伸びに反映させている。昨年12月の月次売上高は既存店で前年同月比5.1%増とプラスを今期に入り10月に次ぐ高い伸び率を確保した。採算面では原油安に伴う原材料コスト低下も少なからぬ追い風要因として、株高を後押ししている。
■新日鐵住金 <5401> 2,171円 +43.5 円 (+2.0%) 本日終値
米系大手証券の鉄鋼セクターのリポートでは、世界鉄鋼業の事業環境が悪化する中、日本の高炉2社(新日鉄住金<5401>とJFEホールディングス<5411>)の高い収益性はより明確になっていると指摘。日本の高炉2社の優位性は主に、高い技術力に基づく自動車用途向けの高品質な鋼材にあると考え、悪化した海外市況にも一定の底入れ感が見られると解説。業績は16年3月期をボトムに回復へ向かうとみて、個別では、当面の利益のダウンサイドリスクが相対的に低く、北米の自動車用鋼鈑事業など中長期的な成長ポテンシャルの高い新日鉄住金を選好している。
■ジャパンディスプレイ <6740> 288円 +5 円 (+1.8%) 本日終値
ジャパンディスプレイ<6740>が続伸。SMBC日興証券は、同社が22日に事業とディスプレイ技術の説明会を実施、次世代研究センターの瀧本昭雄センター長よりプレゼンが行われ、実機展示の見学会が行われたとのリポートをリリース。2018年にOLED(有機EL)量産としながらも、量産場所や規模、その技術や目標値などについては一切言及されなかったことは、競合に対して比較劣位にあるという懸念を払拭するには至らなかったと指摘。OLEDにおいてはサムスン電子、LGディスプレイに対して後手に回っていると言えるとの見解を示している。同証券は現時点で、投資評価「2」(中立)、目標株価410円を継続している。
■ひらまつ <2764> 670円 +11 円 (+1.7%) 本日終値
ひらまつ<2764>が続伸。同社は東京などを中心に大都市で高級フランス料理店を展開する。新規出店効果もあって業績は拡大基調にある。22日取引終了後に発表した16年3月期の第3四半期累計(4~12月)連結売上高(速報値)は91億1500万円(前年同期比2.4%増)と前年実績を上回っている。四半期ごとに見た場合、第2四半期(7~9月)は前年同期を下回ったものの、第3四半期は再びプラスとなったこともあり、これを評価する買いが優勢となった。
■東レ <3402> 1,037.5円 +10 円 (+1.0%) 本日終値
東レ<3402>が小幅ながら続伸。航空機や環境エネルギー関連分野の需要を取り込み炭素繊維部門が好調に推移し、全体業績を牽引している。炭素繊維は自動車向けでも本格普及期に突入する見通しで先行きは明るい。航空機向けは世界的な増産の動きが追い風となっている。23日付の読売新聞では「航空機の機体などの軽量化に欠かせない炭素繊維の需要が世界的に高まっている。米ボーイング社は今年から新鋭の中型旅客機『787型機』の生産を段階的に増やす方針だ」と報じており、米ボーイング向けで高い実績を持つ同社株の戻り足を支援する格好となっている。
■栗田工業 <6370> 2,441円 +12 円 (+0.5%) 本日終値
栗田工業<6370>が続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、水処理装置事業の採算改善等による緩やかな業績改善を予想するものの、成熟した国内市場に依存する収益構造に加え、海外事業の収益貢献にも時間を要すると指摘。機動的に実施してきた自社株取得に対する期待が株価を下支えするため、過度な株価下落も限定的とみて、レーティング「ニュートラル」を継続。目標株価を2970円から2990円に引き上げている。
■東京急行電鉄 <9005> 881円 +3 円 (+0.3%) 本日終値
東京急行電鉄<9005>は小動き。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、鉄道運輸収入が15年7~9月期に続き10~12月期も好調さを持続し、会社計画をやや上振れて推移していると指摘。ホテル事業でも宿泊単価が堅調に推移していることなどから、4~12月期累計の営業利益は628億円になると予想。レーティング「オーバーウエイト」と目標株価1218円を継続している。
●ストップ高銘柄
GSIクレオス <8101> 162円 +50 円 (+44.6%) ストップ高 本日終値
Tホライゾン <6629> 357円 +80 円 (+28.9%) ストップ高 本日終値
ラクス <3923> 1,519円 +300 円 (+24.6%) ストップ高 本日終値
平田機工 <6258> 2,083円 +400 円 (+23.8%) ストップ高 本日終値
ヒューマンウェブ <3224> 2,900円 +500 円 (+20.8%) ストップ高 本日終値
など、17銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース