市場ニュース

戻る
 

【市況】NY株式:ダウは249ドル安、原油続落で世界的なリスク回避の動き広がる


20日の米国株式相場は下落。ダウ平均は249.28ドル安の15766.74、ナスダックは5.26ポイント安の4471.69で取引を終了した。連日の原油相場の下落を受けて投資家心理が悪化しており、リスク回避の動きからアジア・欧州株が全面安となり、米国株も大幅下落となった。12月住宅着工件数や消費者物価指数が予想を下振れ、米国景気の後退懸念が強まったことも下げ幅を拡大した。引けにかけて下げ幅を縮小したものの、相場を押し上げるには至らなかった。ダウは一時560ドルを超す大幅下落となった。セクター別では、半導体・半導体製造装置や耐久消費財・アパレルが上昇する一方で不動産やエネルギーが下落した。

原油相場の下落を受けてエクソン・モービル(XOM)やシェブロン(CVX)などエネルギー関連企業が軟調推移。投資銀行のゴールドマンサックス(GS)やITサービスのIBM(IBM)は決算内容が嫌気され下落。動画配信サービスのネットフリックス(NFLX)は好決算を発表したものの、前日終値を挟んで揉みあう展開となった。一方で、医療保険のアンセム(ANTM)はゴールドマンサックスによる投資判断引き上げを受け、上昇した。

英蘭系石油大手のロイヤル・ダッチ・シェルは、2015年10-12月期の利益が前年同期比から半減するとの見通しを明らかにした。



Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均