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【市況】<マ-ケット日報> 2016年1月18日

 週明けの市場は日経平均が3日続落。終値は前週末比191円安の1万6955円で、昨年9月29日以来の安値で取引を終えた。取引時間中は昨年9月安値を下回るなど1万6665円(482円安)まで示現。これはほぼ1年前の株価水準となる。一段の米株安や原油安が引き金となり売り注文が増加。なかなか悪循環を断ち切れずにいる。

 前週末の米国市場は収まらない中国不安と原油安でダウ平均が大幅反落。1万6000ドルの大台を割り込むなど昨年8月25日以来の安値となった。この日発表された経済指標が弱く、米GDPが大きく減速することへの警戒感が台頭。新たな懸念材料の登場でダウ平均の下げは一時500ドルを超える場面もあった。さて、年初からまだ1日しか値上がりのない東京市場。本日も米国株急落と円高のあおりを受けて、日経平均は寄り付きから1万7000円の大台を割れるスタートとなった。時間外取引のNY原油先物が28ドルまで下げると日経平均も一時500円近い下落に。その後は中国株の上昇で下げ幅を縮小する流れとなったが、悪材料が複数存在するため、なかなか思うような反発に移れずいる。テクニカル的には本日の陽線示現で目先的な下打ちの可能性も出そうだが、今晩の米市場が休場で、明確な動きは水曜日まで待つことになりそうだ。

 今週の主なスケジュールは、18日(月)米市場休場、19日(火)昨年の訪日外国人数、中国10-12月GDP、米バンカメ決算、20日(水)米12月の住宅着工件数、21日(木)ECB理事会、22日(金)米GE決算などとなっている。(ストック・データバンク 編集部)

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