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【市況】東京株式(大引け)=69円安、後場手じまい売りで5日続落

 8日の東京株式市場は、日経平均株価が前日比69円38銭安の1万7697円96銭で5日続落となり、15年9月30日以来約3カ月ぶりの安値水準となった。東証1部の売買高概算は、25億9124万株、売買代金概算は3兆2017億8600万円。値上がり銘柄数は377、対して値下がり銘柄数1466、変わらず92銘柄となった。

 前場は寄り付き直後に、前日の世界同時株安の影響で、1万7500円近辺まで下落したものの、ここ数日波乱要因となってきた中国人民元の下げが一服したのを受け、電機、自動車、機械などの主力輸出銘柄を中心に買い戻しの動きが強まった。後場前半ばまでは、前日比プラス圏の推移が続いたものの、午後2時を過ぎると日本時間今夜発表の米15年12月の雇用統計や、あすからの3連休を前にして利益確定の売りを急ぐ動きが強まり、引けにかけマイナス圏に沈んだ。

 個別銘柄では、ファーストリテイ<9983>、7&iHD<3382>、村田製<6981>、富士重工<7270>が売られ、前場高かったトヨタ<7203>も5日続落となった。このほか、パイオニア<6773>、キユーピー<2809>、ディー・エヌ・エー<2432>、ピジョン<7956>も下げが加速した。半面、ファナック<6954>、ソニー<6758>、ダイキン<6367>、ブリヂストン<5108>が買われ、良品計画<7453>、さくらインターネット<3778>、中越パルプ<3877>は大幅高。このほか、関電化<4047>、アマダ<6113>、東エレク<8035>、IHI<7013>も上昇した。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

最終更新日:2016年01月08日 15時59分

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