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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:アドヴァン、日本マイクロ、カカクコム、NTTドコモ

■アドヴァン <7463>  1,176円  +132 円 (+12.6%)  11:30現在  東証1部 上昇率2位
 4日、アドヴァン <7463> が16年3月期の連結経常利益を従来予想の42.5億円→56.6億円に33.2%上方修正。従来の24.9%減益予想から一転して微増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。建設需要の回復を背景に、石材やタイルなどの販売が伸び、売上が計画を上回ることが寄与。業務の合理化による採算改善も上振れに貢献する。前日終値ベースの予想PERが16.2倍→11.8倍に急低下し、割安感が強まったことも支援材料。

■ダイヘン <6622>  616円  +40 円 (+6.9%)  11:30現在  東証1部 上昇率4位
 ダイヘン<6622>が続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が4日付でレーティング「バイ」継続、目標株価を740円から780円に引き上げた。今後は、昨年末のロボット展などで披露した溶接前後工程用や食品、医薬や化粧品製造用ロボットなどその他領域への本格展開を予想。今16年3月期は通期連結営業利益で会社側計画の92億円(前期実績84億1500万円)に対して従来予想の104億円から95億円へ引き下げているが、来期は101億円から107億円へ引き上げている。

■ヨネックス <7906>  3,195円  +175 円 (+5.8%)  11:30現在
 ヨネックス<7906>が大幅反発。ゴールドマン・サックス証券では、バドミントン人口が1億5000万人とも推定される巨大な中国市場への拡大が本格化、市場拡大に加え中国向け生産・供給量増により、現地ブランドや模造品市場からのシェア奪取もドライバーと指摘。中国事業が牽引し、2020年営業利益は2014年比4倍の82億円まで拡大すると予想。レーティング「買い」、目標株価3800円でカバレッジを開始している。

■日本マイクロニクス <6871>  1,330円  +63 円 (+5.0%)  11:30現在
  日本マイクロニクス<6871>が3日ぶりに急反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は4日、同社株のレーティングを「セル」から「ホールド」に引き上げた。目標株価は950円から1150円に見直した。開発中の二次電池の将来性に対する過度の期待がはく落し、株価は大幅に下落したが、同証券では「業績評価を中心とする投資判断が可能な水準になった」とし、割高感は解消したとみている。業績面では「事業構造改革の遂行による収益力底上げとプローブカード事業をはじめとする全社的な原価低減努力の継続効果」などを評価。16年9月期の連結営業利益は従来予想32億円を前期比35%減の40億円(会社予想は30億円)に、17年9月期は39億円から44億円にそれぞれ増額修正している。

■あさひ <3333>  1,304円  +53 円 (+4.2%)  11:30現在
 あさひ<3333>が反発。4日にKDDI<9433>傘下のau損保が、あさひのオリジナル自転車保険「サイクルパートナー」を開発し、2月下旬より「サイクルベースあさひ」全店で案内を開始することを発表した。新たに提供するオリジナル自転車保険はケガの補償を、自転車搭乗中などに限定することで、本人タイプが月々150円での加入しやすい保険料を実現し、 個人賠償責任は最大1億円で、日常生活全般の賠償事故を補償している。兵庫県の自転車利用者への賠償責任保険の加入義務化など、社会的に自転車保険の普及が大きな課題となるなかで、利用増が期待される。

■カカクコム <2371>  2,453円  +91 円 (+3.9%)  11:30現在
 カカクコム<2371>が大幅反発。国内大手証券では、16年3月期10~12月期からはプレミアムプラン導入による食べログのレストラン単価の上昇に期待が持てると指摘。16年3月期下期から前年同期比30%以上の食べログの増収は今後の株価ドライバーとなるとみて、目標株価を2450円から3000円に引き上げ。レーティング「バイ」を継続している。

■NTTドコモ <9437>  2,512.5円  +86.5 円 (+3.6%)  11:30現在
 NTTドコモ<9437>が反発。野村証券では、会社側が18年3月期を最終年度とする中期計画において、株主還元にも積極的に取り組む姿勢を明らかにしているため、今後は市場をアウトパフォームする可能性が高いと指摘。費用削減の進捗、データARPUの中期的な拡大、決済やコンテンツなどを中心とするスマートライフ事業の利益拡大などを織り込み、18年3月期営業利益予想を8294億円から8523億円に引き上げ。レーティングを「ニュートラル」から「バイ」に、目標株価を2390円から2860円に引き上げている。

■ハニーズ <2792>  1,078円  +32 円 (+3.1%)  11:30現在
 ハニーズ<2792>が6連騰。4日の取引終了後に発表した12月の売上速報で、既存店売上高が前年同月比3.0%増となり、2カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感されている。気温が高めに推移したものの、中旬以降、冬物が堅調だったことが要因。同業他社の苦戦が伝えられる中にあっての3.0%増収だけに、強さが目立った格好だ。

■松屋 <8237>  1,217円  +35 円 (+3.0%)  11:30現在
 松屋<8237>が反発。4日の取引終了後に発表した12月の売上速報で、銀座本店(銀座店、浅草店)の売上高が前年同月比5.4%増となり、9カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。婦人アクセサリーが活発な動きを見せたほか、クリスマスケーキが予約・店頭受注ともに好調でクリスマス当日も前年を越える賑わいを見せたことなどが要因としている。

■アークランドサービス <3085>  2,901円  +34 円 (+1.2%)  11:30現在
 アークランドサービス<3085>が反発。同社は4日取引終了後、「かつや」直営店の昨年12月度の売上高を発表、既存店売上高は前年同月比3.9%増だった。プラスを確保し、伸び率も前月から拡大している。また、全店ベースでは同6.3%増とこちらも伸び率は前月より大きくなった。これを手掛かり材料に買いが先行している。なお、昨年1~12月累計では既存店売上高が前年同期比2.3%増、全店は7.8%増と好調で、外食産業の勝ち組としての評価を高めている。

■三越伊勢丹 <3099>  1,546円  +16 円 (+1.1%)  11:30現在
 三越伊勢丹ホールディングス<3099>がしっかり。4日の取引終了後に発表した12月度の国内百貨店事業売上速報で、三越伊勢丹合計の売上高(法人外商を除く)は前年同月比1.0%増となったことが好材料視されている。前月から気温の高い状況が続き、冬物商戦としては厳しい状況ではあったが、首都圏三越伊勢丹は前年実績を上回ったほか、地方店も大都市圏を中心に盛り返した。商品別では、冬物主力のコートやセーター、スカートなどがまだ本格化しない中、ドレスやブラウス、パンツなどは堅調に推移。また、引き続き化粧品や装身具などの雑貨も好調だった。

■リボミック <4591>  955円  -300 円 (-23.9%) ストップ安売り気配   11:30現在
 4日、リボミック <4591> [東証M] が16年3月期の経常損益(非連結)を従来予想の8600万円の赤字→4億5100万円の赤字(前期は1300万円の黒字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなったことが売り材料視された。大塚製薬向けのライセンスや共同研究にかかる収入が想定を下回ることが収益を押し下げる。製薬企業とのライセンス供与や新規共同研究契約の締結が遅延していることも下振れの要因。

●ストップ高銘柄
 プロパスト <3236>  335円  +80 円 (+31.4%) ストップ高   11:30現在
 ALBERT <3906>  1,564円  +300 円 (+23.7%) ストップ高   11:30現在
 オウケイウェイヴ <3808>  535円  +80 円 (+17.6%) ストップ高買い気配   11:30現在
 ビーマップ <4316>  700円  +100 円 (+16.7%) ストップ高買い気配   11:30現在
 イメージワン <2667>  735円  +100 円 (+15.8%) ストップ高   11:30現在
 など、6銘柄

●ストップ安銘柄
 リボミック <4591>  955円  -300 円 (-23.9%) ストップ安売り気配   11:30現在
 以上、1銘柄

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