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【市況】明日の株式相場見通し=自律反発期待の買い優勢、節税対策売りで上値重い

 あす(25日)の東京株式市場は、きょうまでの4営業日続落で、日経平均株価が合計563円安と短期間に大幅下落となっていることへの反動から自律反発期待の買いが優勢となりそうだ。

 ただ、欧米、アジアなどの主要市場がクリスマスの祝日で休場となることに加え、週末に伴うポジション調整や、受け渡しベースの年内最終売買日に当たり、含み損を抱えた個人投資家から損益通算による節税対策の損失確定の売りも予想され、上値の重い推移となりそうだ。

 市場関係者からは「24日の市場は、米国株の上昇を好感して買い先行でスタートしたものの、1ドル=120円台半ばまでの円高・ドル安を理由に後場はジリ安推移を強いられた。投資家のあいだで先高期待感が萎んでいることの現れ」との見方が出ていた。

 日程面では、きものの販売・レンタル事業、結婚式場の運営などを手掛ける一蔵<6186>が東証2部に新規上場する。

 このほかに、11月の消費者物価指数・家計調査・完全失業率・有効求人倍率・新設住宅着工戸数・企業向けサービス価格指数、10月の景気動向指数確報、11月の外食売上高、気象庁の3カ月予報に注目。海外では、クリスマスの祝日で、欧米、香港、韓国、シンガポールなど主要都市の株式市場が休場となる。(冨田康夫)

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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