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【市況】<株式トピックス>=12月第2週、下落のさなかに個人は継続買い越し

 17日の東京株式市場は米株高や円安を背景に大幅続伸となり、日経平均株価は一時1万9500円台を回復する場面があったものの、後場は上昇幅を縮小する展開となり、終値は前日比303円65銭高の1万9353円56銭となった。

 東証が17日取引終了後に発表した12月第2週(7~11日)の投資部門別株式投資動向(東京・名古屋1・2部、新興市場)によると、個人投資家が1687億円(前週は560億円)と2週連続の大幅買い越しとなった。これは、9月第1週の3378億円以来約3カ月ぶりの大きさ。

 12月第2週は、日経平均株価の下落が加速していた週で、株価指数先物主導で1万9500円を割り込み、先安不安感が強まっていた時期だ。市場関係者からは「全体相場に先行き不安が増幅する厳しい地合いにもかかわらず、その下落は一時的なものと判断して中期的な戻り相場を念頭に、個人投資家は値頃感からの押し目買いを入れていたことが判明した」と見方が出ていた。(冨田康夫)


出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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