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【経済】米利上げ決定は織り込み済みもドル安進行の可能性低い


 今週は日本、米国の金融政策が発表される。市場参加者の間では15-16日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合結果に対する関心が高い。利上げは確実視されており、市場の関心は2016年以降の利上げペースに向けられているようだ。

 原油安の影響でゆるやかなペースで利上げが進められるとの見方が増えているものの、一部では年4回の利上げ実施も想定されている。FOMCの声明内容を点検し、米国の利上げペースを見極めることは必要だろう。原油安の長期化や株安はドル上昇を抑える要因となるが、2016年末にかけて日米金利差は段階的に拡大するとの見通しは変わっていない。現時点でFOMCの結果判明後にドル安・円高が進行するとの見方は少ないようだ。
《MK》

 提供:フィスコ

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