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【市況】11日の株式相場見通し=3日続落を受け自律反発、SQ通過で売り圧力和らぐ

 11日の東京株式市場は、きのうまでの3日続落で日経平均株価が合計651円安と短期間に急落していることに加え、心理的フシ目である1万9000円に接近していることもあり、自律反発の機運が高まりそうだ。また、前日の米株式市場でNYダウ平均株価が4日ぶりの反発となったことも買い支援材料となりそうだ。

 10日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比82.45ドル高の1万7574.75ドルと4日ぶりに反発した。米原油先物価格は5日続落となったものの、米石油大手のシェブロンが来年の設備投資額を削減すると発表したことなどを好感して石油株を中心に資源株に買い戻しが入ったことが全体相場の支えとなった。ダウ平均株価は一時、前日比200ドルを超える上げ幅となっる場面もあったが、引けにかけ上昇幅を縮小した。
ナスダック総合株価指数は、前日比22.307ポイント高の5045.172と4日ぶりに反発した。

 日程面では、各種コンピュータシステムに関するコンサルティング、企画、設計並びにソフトウェア販売および運用、保守管理を手掛けるランドコンピュータ<3924>が東証2部に新規上場する。このほかに、安倍首相がインド訪問(~13日)、11月の投資信託概況、メジャーSQ算出に注目。海外では、米11月の小売売上高、米11月の卸売物価指数が焦点となる。(冨田康夫)


出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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