【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):トヨタ、国際石開帝石、モノタロウ、KLab
■ミルボン <4919> 4,675円 +35 円 (+0.8%) 本日終値
ミルボン<4919>が小反発。いちよし経済研究所では、海外事業の成長に弾みがついてきたことで、中期事業構想の最終年度に当たる19年12月期の業績計画(売上高350億円、営業利益70億円)の達成確度が高くなったと指摘。タイ工場で原材料の現地調達が進めば、海外事業の利益率改善が見込まれるとして、15年12月期の営業利益予想を49億5000万円から52億5000万円(会社計画は46億6100万円)に引き上げ。レーティング「B」を継続、フェアバリューを3900円から5200円に引き上げている。
■トヨタ自動車 <7203> 7,654円 +53 円 (+0.7%) 本日終値
モルガン・スタンレーMUFG証券の自動車セクターのリポートでは、株式市場の注目点は米国市場の動向と指摘。一部の販売金融関連指標にトレンド変化の予兆が出てきたとの見方で、今後、中古車供給正常化がリカバリー率低下を更に加速させるリスクがあると解説。金利上昇影響は上昇ペースがゆるやかなら限定的とみるも、足元でSAAR上昇をブーストしていると見られる燃料費低下による可処分所得上昇効果は、「15年ほど期待するべきではない」として、2016年央には米国からASEANへのシフトタイミングが来ると予想。業界投資判断を「アトラクティブ」から「インライン」に引き下げ。個別では、トヨタ自動車<7203>、ヤマハ発動機<7272>、マツダ<7261>の買いを強調している。
■国際石油開発帝石 <1605> 1,169.5円 +5 円 (+0.4%) 本日終値
石油関連株は反発。国際石油開発帝石<1605>と石油資源開発<1662>はともに4日ぶりに上昇した。米原油先物相場は8日、WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近1月物が前日比0.14ドル安の1バレル37.51ドルで取引を終えた。一時、36.64ドルと2009年2月以来、約6年10カ月ぶりの水準に落ち込む場面があった。4日の石油輸出国機構(OPEC)総会で減産が見送られたことから、石油市場の供給過剰懸念が強まり、原油価格は下げ基調を強めている。ただ、この日の時間外取引では38ドル台へと値を戻している。石油関連株は、国際帝石の場合、前日5%強と急落していることもあり、この日は値ごろ感からの買い流入しているようだ。
■MonotaRO <3064> 3,450円 +10 円 (+0.3%) 本日終値
MonotaRO<3064>が逆行高。モルガン・スタンレーMUFG証券では、推定5~10兆円規模の国内B2BEC市場でシェア拡大余地があると指摘。データマイニング結果を反映した商品戦略を迅速に行える点や、高い検索性と利便性を備えた自社サイトやデータ解析に関わるシステム構築を内製化する技術力を評価。利便性と価格透明性を武器にムダ・面倒があふれる市場を開拓していると解説。レーティング「オーバーウエイト」、目標株価4000円でカバレッジを開始している。
■KLab <3656> 1,006円 -83 円 (-7.6%) 本日終値 東証1部 下落率2位
KLab<3656>が大幅続落。スマートフォン向けに、仲間とつながるパズルRPG「パズルワンダーランド」を8日に配信開始したことで、材料出尽くし感が強まっているようだ。同ゲームは、これまでのパズルゲームにはなかった「回す」「繋ぐ」「チェイン」という要素が入った新感覚のパズルRPG。11月9日から開始した事前登録では登録者数が15万人を超えたことから、市場でも関心を集めていたが、配信開始でひとまず利益を確定する動きが優勢となっている。
■ラオックス <8202> 258円 -9 円 (-3.4%) 本日終値
ラオックス<8202>が続落。ドイツ証券が同社についてリポートをリリースしたことが確認されている。同証券は、中国からの訪日外客は増加基調ながら、同証券の想定を下回っていることから、15年の中国人訪日客予想を引き下げている。店舗網の拡大もあり客数は想定以上に好調なものの、客単価が想定以上に下落している点を織り込み、同証券による業績予想を下方修正している。同証券ではまた、同社株価は好業績への過度な期待が剥落する中で軟調に推移しているものの、株価の上昇余地を受けてレーティングは「ホールド」を継続。ただ、目標株価は380円から320円へ引き下げられた。
■レンゴー <3941> 506円 -17 円 (-3.3%) 本日終値
レンゴー<3941>が6日続落。SMBC日興証券が8日付で投資判断を「1」から「2」に引き下げたことが弱材料視されている。同証券では、段ボール製品の値上げ効果や軟包装子会社の業績改善などで、営業利益は15年3月期をボトムに回復局面に入るという見通しに変更はないとしながらも、段ボール製品の値上げ交渉が同証券の想定ほどは活性化していない点を指摘。16年3月期の営業利益予想を160億円から115億円(会社予想140億円)へ下方修正したのをはじめ、17年3月期も同175億円から140億円へ、18年3月期を同190億円から150億円へ下方修正している。なお、目標株価は550円を据え置いている。
■アズビル <6845> 3,065円 -80 円 (-2.5%) 本日終値
制御・自動化機器大手のアズビル<6845>が続落。野村証券は同社についてのリポートで、16年3月期以降の業績予想を国内鉱工業生産の回復が遅れていることや、社内システム稼働に伴う費用増加などを考慮して減額修正している。ただ、ビルディングオートメーション(BA)事業の首都圏再開発案件の増加や、事業構造改革から堅調な業績が見込まれると解説。目標株価は業績修正を反映して3200円から3050円へ引き下げ、レーティングは「ニュートラル」を継続している。
■GMO-PG <3769> 5,860円 -120 円 (-2.0%) 本日終値
GMOペイメントゲートウェイ<3769>が反落。国内有力証券では、新規事業への先行投資や決済処理能力強化のためのデータセンタ移転、セキュリティ面の更なる強化やサーバ群の更改などをおこなってきたため、これらの投資が奏功し16年9月期は新たな成長ステージ入りする局面と指摘。米系大手証券では、中期的な成長力を評価しつつも、すでにバリュエーションは相応の水準にあるとみて、レーティング「アンダーウエイト」、目標株価5000円でカバレッジを開始している。
株探ニュース
ミルボン<4919>が小反発。いちよし経済研究所では、海外事業の成長に弾みがついてきたことで、中期事業構想の最終年度に当たる19年12月期の業績計画(売上高350億円、営業利益70億円)の達成確度が高くなったと指摘。タイ工場で原材料の現地調達が進めば、海外事業の利益率改善が見込まれるとして、15年12月期の営業利益予想を49億5000万円から52億5000万円(会社計画は46億6100万円)に引き上げ。レーティング「B」を継続、フェアバリューを3900円から5200円に引き上げている。
■トヨタ自動車 <7203> 7,654円 +53 円 (+0.7%) 本日終値
モルガン・スタンレーMUFG証券の自動車セクターのリポートでは、株式市場の注目点は米国市場の動向と指摘。一部の販売金融関連指標にトレンド変化の予兆が出てきたとの見方で、今後、中古車供給正常化がリカバリー率低下を更に加速させるリスクがあると解説。金利上昇影響は上昇ペースがゆるやかなら限定的とみるも、足元でSAAR上昇をブーストしていると見られる燃料費低下による可処分所得上昇効果は、「15年ほど期待するべきではない」として、2016年央には米国からASEANへのシフトタイミングが来ると予想。業界投資判断を「アトラクティブ」から「インライン」に引き下げ。個別では、トヨタ自動車<7203>、ヤマハ発動機<7272>、マツダ<7261>の買いを強調している。
■国際石油開発帝石 <1605> 1,169.5円 +5 円 (+0.4%) 本日終値
石油関連株は反発。国際石油開発帝石<1605>と石油資源開発<1662>はともに4日ぶりに上昇した。米原油先物相場は8日、WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近1月物が前日比0.14ドル安の1バレル37.51ドルで取引を終えた。一時、36.64ドルと2009年2月以来、約6年10カ月ぶりの水準に落ち込む場面があった。4日の石油輸出国機構(OPEC)総会で減産が見送られたことから、石油市場の供給過剰懸念が強まり、原油価格は下げ基調を強めている。ただ、この日の時間外取引では38ドル台へと値を戻している。石油関連株は、国際帝石の場合、前日5%強と急落していることもあり、この日は値ごろ感からの買い流入しているようだ。
■MonotaRO <3064> 3,450円 +10 円 (+0.3%) 本日終値
MonotaRO<3064>が逆行高。モルガン・スタンレーMUFG証券では、推定5~10兆円規模の国内B2BEC市場でシェア拡大余地があると指摘。データマイニング結果を反映した商品戦略を迅速に行える点や、高い検索性と利便性を備えた自社サイトやデータ解析に関わるシステム構築を内製化する技術力を評価。利便性と価格透明性を武器にムダ・面倒があふれる市場を開拓していると解説。レーティング「オーバーウエイト」、目標株価4000円でカバレッジを開始している。
■KLab <3656> 1,006円 -83 円 (-7.6%) 本日終値 東証1部 下落率2位
KLab<3656>が大幅続落。スマートフォン向けに、仲間とつながるパズルRPG「パズルワンダーランド」を8日に配信開始したことで、材料出尽くし感が強まっているようだ。同ゲームは、これまでのパズルゲームにはなかった「回す」「繋ぐ」「チェイン」という要素が入った新感覚のパズルRPG。11月9日から開始した事前登録では登録者数が15万人を超えたことから、市場でも関心を集めていたが、配信開始でひとまず利益を確定する動きが優勢となっている。
■ラオックス <8202> 258円 -9 円 (-3.4%) 本日終値
ラオックス<8202>が続落。ドイツ証券が同社についてリポートをリリースしたことが確認されている。同証券は、中国からの訪日外客は増加基調ながら、同証券の想定を下回っていることから、15年の中国人訪日客予想を引き下げている。店舗網の拡大もあり客数は想定以上に好調なものの、客単価が想定以上に下落している点を織り込み、同証券による業績予想を下方修正している。同証券ではまた、同社株価は好業績への過度な期待が剥落する中で軟調に推移しているものの、株価の上昇余地を受けてレーティングは「ホールド」を継続。ただ、目標株価は380円から320円へ引き下げられた。
■レンゴー <3941> 506円 -17 円 (-3.3%) 本日終値
レンゴー<3941>が6日続落。SMBC日興証券が8日付で投資判断を「1」から「2」に引き下げたことが弱材料視されている。同証券では、段ボール製品の値上げ効果や軟包装子会社の業績改善などで、営業利益は15年3月期をボトムに回復局面に入るという見通しに変更はないとしながらも、段ボール製品の値上げ交渉が同証券の想定ほどは活性化していない点を指摘。16年3月期の営業利益予想を160億円から115億円(会社予想140億円)へ下方修正したのをはじめ、17年3月期も同175億円から140億円へ、18年3月期を同190億円から150億円へ下方修正している。なお、目標株価は550円を据え置いている。
■アズビル <6845> 3,065円 -80 円 (-2.5%) 本日終値
制御・自動化機器大手のアズビル<6845>が続落。野村証券は同社についてのリポートで、16年3月期以降の業績予想を国内鉱工業生産の回復が遅れていることや、社内システム稼働に伴う費用増加などを考慮して減額修正している。ただ、ビルディングオートメーション(BA)事業の首都圏再開発案件の増加や、事業構造改革から堅調な業績が見込まれると解説。目標株価は業績修正を反映して3200円から3050円へ引き下げ、レーティングは「ニュートラル」を継続している。
■GMO-PG <3769> 5,860円 -120 円 (-2.0%) 本日終値
GMOペイメントゲートウェイ<3769>が反落。国内有力証券では、新規事業への先行投資や決済処理能力強化のためのデータセンタ移転、セキュリティ面の更なる強化やサーバ群の更改などをおこなってきたため、これらの投資が奏功し16年9月期は新たな成長ステージ入りする局面と指摘。米系大手証券では、中期的な成長力を評価しつつも、すでにバリュエーションは相応の水準にあるとみて、レーティング「アンダーウエイト」、目標株価5000円でカバレッジを開始している。
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