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【市況】<株式トピックス>新興市場活況、マザーズ指数約4カ月ぶりに900ポイント回復

 週明け7日の東京株式市場は、朝方から買い優勢のスタート。その後も一段高となり上げ幅が一時300円を超える場面もあった。ただ、後場に入ってじりじりと上昇幅を縮小し、日経平均株価終値は、前週末比193円67銭高の1万9698円15銭と反発した。ただ、きょうの東証1部の売買代金は、6日ぶりに2兆円を下回る1兆8918億円と、10月20日以来約1カ月半ぶりの低水準となった。買い手控え姿勢が根強いことは相変わらずの懸念材料だ。

 一方、活況裏に大幅高したのが新興市場。7日大引けの東証マザーズ指数は、前週末比19.97ポイント(2.25%)高の906.02と大幅反発し、終値で8月18日以来、約4カ月ぶりに900ポイントを回復した。マザーズ指数は、10月初めから11月半ばまで約1カ月半にわたって、800を挟んだ小幅な値動きとなっていたが、11月半ば過ぎから動意含みとなり、上昇を加速し900に乗せてきたわけだ。

 市場関係者からは「3月期決算会社の4~9月期決算が終了した時期から、大型株物色が行き詰まりをみせているなかで、個人投資家の物色の矛先が新興市場の銘柄や、東証1部、2部の小型株に向いているようだ」との見方が出ていた。(冨田康夫)


出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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