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【市況】【今日の相場見通し】本日の予想レンジ 19,500円~19,800円。 

 米ダウ平均は、欧州中央銀行(ECB)が発表した追加の金融緩和策が、市場予想を下回る内容となった失望感から大幅続落。その影響でシカゴの日経平均先も、大証の終値に比べ(日中比)395円安(円建て)と、大きく下落して取引を終えていることから、東京市場の朝方も売り先行から、シカゴの清算値である19,545円にさや寄せしての取引開始となりそうだ。

 一巡後は、今晩発表の米雇用統計を控え、積極的な売買は見送られることが想定される中、週末特有のポジション整理も加わることから、マーケットは終始方向感の乏しい軟調な値動きが予想される。ただ、日経平均は9月の安値から20,000円の大台回復まで、大きな整局面を迎えておらず、出遅れた参加者には待望の押し目となることから、チャートの形が崩れて下降トレンドに転換するような調整にはならない公算だ。

 テクニカル的には、25日移動平均線(19,596円前後)~200日移動平均線(19,465円前後)が目先の支持線となりそうだが、ここ3か月間の取引では、19,700円~19,600円のレンジが一番商いしているレンジであることから、押し目買い意欲が強ければ大幅下落は回避できる見通しである。

 新興市場のジャスダック平均は、ボリンジャーバンドの+1σ(2,666ポイント前後)~一目均衡表の転換線(2,661ポイント前後)が下値メドとなりそで、マザーズ指数は、ボリンジャーバンドの+1σ(864ポイント前後)が目先の下値支持線として意識されるであろう。

 本日の予想レンジ 19,500円~19,800円。(ストック・データバンク 編集部)

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