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【市況】<株式トピックス>=市販薬購入による所得減税でドラッグストア追い風加速

 きょうの東京株式市場で、ドラッグストア関連銘柄が賑わいをみせた。これは、20日の日本経済新聞朝刊が「厚生労働省と財務省が、市販薬を一定額以上購入した場合に所得税を減らすことができる制度を新設する方針」と伝えたことを好感したもの。
 いずれも終値で、マツモトキヨシホールディングス<3088>が前日比200円高の6560円、サッポロドラッグストアー<2786>同159円高の2854円、ゲンキー<2772>同195円高の4555円、クスリのアオキ<3398>同190円高の6250円などドラッグストアが軒並み買い優勢となった。
 所得減税により市販薬の購入を促進して、軽微な症状では医療機関に行かずに自己責任で治すことで、医療費の削減につなげようとするものだ。
 このほかにも、10月の訪日外客数は前年同月比43.8%増の182万9300人と10月の過去最高であった昨年の127万1700人を大幅に更新、中国人観光客を中心とした「爆買い」対象の筆頭となっているドラッグストア業界の収益環境には追い風が強まっているようだ。(冨田康夫)


出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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