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【経済】「バイアグラ」ジェネリックが中国で販売増、数量で本家ファイザー超え


ED治療薬「バイアグラ」のジェネリック医薬品「金戈」が中国で売り上げを伸ばしている。米ファイザーの「バイアグラ」は、2014年の5月12日と7月1日に中国での特許期限を迎えた。
広州白雲山医薬集団(874/HK)傘下の白雲山製薬総廠は15日、「金戈」の小売販売額が上市1年来で合計7億人民元(約133億8000万円)を突破したと発表した。工場出荷額は税込で3億人民元を超過。価格を低めに設定したことで、すでに販売量は“本家”の「バイアグラ」を超えたとみている。
2014年10月28日、国内初の「バイアグラ」ジェネリック薬として正式販売に乗り出した。薬品卸500社あまりと取引し、ドラッグ販売チェーン1000店、単体薬局3万店の販路を築いた。2017年の小売販売については、10億人民元の大台突破を目指す。
中医薬を中核とする薬品メーカーの広州白雲山医薬集団は、中国10大医薬品グループの一角である広州医薬集団公司の傘下企業。グループの製薬事業と貿易・販売事業の再編・統合を通じて設立された。解熱解毒剤、糖尿病治療薬、咳止め剤、血流障害治療薬、胃腸薬を主力製品とする。糖尿病薬の「消渇丸」、脳血管障害治療薬の「華陀再造丸」が有名。販売店は15年6月末時点で32店舗を数える。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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