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【市況】東京株式(寄り付き)=目先過熱感から利益確定売り優勢

 12日の東京株式市場は売り先行で始まり、寄り付きの日経平均株価は前日比46円安の1万9644円と反落。前日の欧州株は総じて堅調な値動きをみせたものの、米国株市場ではNYダウが反落、これを受けて主力株中心に買い手控え感が強い。中国経済の不透明感などを背景に企業業績への影響が再び意識されている。前日まで日経平均は6日続伸しており、この間に1000円強の上昇をみせ、東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)も132%台まで上昇していただけに目先利益確定売り圧力が高まっていた。外国為替市場では1ドル=122円台後半と円高傾向にあり、これも輸出株中心に向かい風となっている。ただ、下値では押し目買い意欲が強く、下げ幅は限定的となる可能性も指摘されている。寄り付き時点で業種別では33業種中、10業種程度が高く、値上がり上位に紙パルプ、電力ガス、金属製品、ゴム製品など。値下がりでは、鉱業、食料品、銀行、石油、情報通信など。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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