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【通貨】来週の為替相場見通し=米雇用統計が相場左右

 来週の東京外国為替市場のドル円相場は、今晩発表の米雇用統計に左右されそうだ。予想レンジは1ドル=120円80~123円20銭。この週はイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長が議会証言で12月利上げに前向きな発言を行ったことから、ドル高・円安が進行。週末にかけ122円前後まで値を上げた。米利上げ観測が強まるなか、今晩の雇用統計が堅調な結果なら、12月15~16日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ決定の可能性は一段と高まりそうだ。非農業部門雇用者数は18万2000人前後の増加が予想されているが、15万人を超える水準なら利上げへの支障にはならないとの見方がある。来週は13日の米10月小売売上高が注目される。また中国関連では、10日に10月消費者物価、11日に10月鉱工業生産などが発表される。国内では12日に機械受注の発表などがある。(岡里英幸)




出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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