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【市況】郵政グループ3社が市場のマネーを吸収/後場の投資戦略


日経平均 : 19122.42 (+195.51)
TOPIX  : 1556.98 (+16.55)

[後場の投資戦略]

 日経平均は19000円処での底堅さが意識されており、先高期待は強い。ただし、トヨタ自<7203>など主力処の決算を控えていることもあり、全体としては手掛けづらさが窺える。その中で、日本郵政<6178>、ゆうちょ銀行<7182>、かんぽ生命保険<7181>に資金が集中している。MSCI(モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル)は、日本郵政とゆうちょ銀行の2銘柄を標準指数に採用すると報じられたことが刺激材料となった。
 この郵政グループ3社に資金が集中する中、マザーズ指数はマイナス圏で推移するなど、中小型株からの資金シフトも起こっているようである。かんぽ生命保険などは、新興市場の中小型株並みの値動きをみせていることで、限られた投資資金が明確にシフトしている状況が窺える。まずは郵政グループ3社が落ち着きをみせ、利食い資金が次のターゲットを探る展開を見極める必要があろう。(村瀬智一)
《NH》

 提供:フィスコ

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