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【特集】キャリアリンク Research Memo(5):収益拡大に伴って財務体質も着実に良化へ


■業績動向

(3)財務状況と経営指標

キャリアリンク<6070>の2015年8月末の財務状況を見ると、総資産残高は前期末比280百万円減少の5,034百万円となった。主な増減要因は、売上債権で54百万円、投資その他の資産で165百万円の増加となり、現預金で473百万円減少した。

負債合計は前期末比390百万円減少の2,729百万円となった。有利子負債が254百万円増加したが、未払消費税等や預り金等で315百万円、未払法人税等で229百万円、未払金で107百万円の減少となった。また、純資産は四半期純利益の計上に伴い利益剰余金が238百万円増加した一方で、配当金の支払い100百万円、株式給付信託の導入に伴う自己株取得26百万円が減少要因となり、合計で前期末比110百万円増の2,305百万円となった。

主要経営指標を見ると、経営の安全性を示す自己資本比率は前期末の41.3%から45.8%へ上昇したが、有利子負債の増加により有利子負債比率も35.0%から44.4%に上昇する格好となった。現段階においては大きな資金需要も発生しないことから、収益拡大に伴って財務体質も着実に良化していくものと予想される。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《HN》

 提供:フィスコ

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