【市況】来週の株式相場見通し=郵政3社のIPOこなし上昇、好業績銘柄への物色継続
来週(2~6日)の東京株式市場は、文化の日(3日)の祝日を挟んで営業日は4日間となる。4日には、今年の国内株式市場最大のイベントとして注目を集める日本郵政3社が東証1部に新規上場する。
8月下旬から急落に転じた日経平均株価も、10月入りと同時に反転上昇基調を強め1万9000円台を回復しており、大型の新規上場を迎える環境が整ってきた。一部で懸念された、郵政株購入資金を得るための換金売りによる需給悪化も杞憂となっている。
郵政3社それぞれの初値形成やその後の株価推移によって、全体相場は左右される可能性がある一方で、佳境を迎えている4~9月期決算発表に伴う好業績銘柄への買いは継続しそうだ。日銀の金融政策は「現状維持」となったものの、次回以降の会合に追加緩和の期待感が継続し、株価の下支えとなる。
日経平均株価の想定レンジは1万8800~1万9400円とする。ただ、イベント通過後の週後半は、週末の米10月の雇用統計を前にして買い手控え姿勢が強まる可能性もある。
日程面では、日本郵政<6178>、かんぽ生命保険<7181>、ゆうちょ銀行<7182>の日本郵政グループの3社が東証1部市場に同時に新規上場、10月のマネタリーベース(4日)、9月の景気動向指数(6日)に注目。海外では、米10月のISM製造業景況指数、米10月のADP雇用統計、米9月の貿易収支、米10月のISM非製造業景況指数(4日)、米10月の雇用統計(6日)が焦点となる。(冨田康夫)
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
8月下旬から急落に転じた日経平均株価も、10月入りと同時に反転上昇基調を強め1万9000円台を回復しており、大型の新規上場を迎える環境が整ってきた。一部で懸念された、郵政株購入資金を得るための換金売りによる需給悪化も杞憂となっている。
郵政3社それぞれの初値形成やその後の株価推移によって、全体相場は左右される可能性がある一方で、佳境を迎えている4~9月期決算発表に伴う好業績銘柄への買いは継続しそうだ。日銀の金融政策は「現状維持」となったものの、次回以降の会合に追加緩和の期待感が継続し、株価の下支えとなる。
日経平均株価の想定レンジは1万8800~1万9400円とする。ただ、イベント通過後の週後半は、週末の米10月の雇用統計を前にして買い手控え姿勢が強まる可能性もある。
日程面では、日本郵政<6178>、かんぽ生命保険<7181>、ゆうちょ銀行<7182>の日本郵政グループの3社が東証1部市場に同時に新規上場、10月のマネタリーベース(4日)、9月の景気動向指数(6日)に注目。海外では、米10月のISM製造業景況指数、米10月のADP雇用統計、米9月の貿易収支、米10月のISM非製造業景況指数(4日)、米10月の雇用統計(6日)が焦点となる。(冨田康夫)
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)