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2015年10月29日17時15分

【為替】欧米為替見通し:ドル買い再開の兆し、堅調な米GDP織り込み今後125円目指す展開か


今日の海外市場では、ドル全面高の展開となりそうだ。米連邦準備制度理事会(FRB)が年内利上げのスタンスを示したことがドル買いの背景。今晩発表される米7-9月期国内総生産(GDP)は利上げ観測を後押しする公算で、ドル・円は今後、125円を目指す展開となろう。

FRBは27-28日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で、現行の政策金利を据え置いた。同時に発表した声明では、次回12月15-16日のFOMC会合で利上げの可否を判断すると明記。これにより、市場では利上げが来年に先送りされるとの見方が後退し、ドル全面高となった。ドル・円は一時121円26銭まで上昇。欧州株の先物が時間外取引で上昇しており、欧州取引時間帯では株高・ドル高の展開が予想されている。

今晩発表される米7-9月期国内総生産(GDP)は、前期比年率+1.7%、4-6月期比+3.9%が市場コンセンサス。FOMCは「今日発表されるGDPの内容をある程度把握したうえで、年内利上げを打ち出したと理解している」(ある邦銀関係者)とみられ、堅調な内容が市場に伝われば利上げ期待のドル買いを後押しする公算が大きい。

一方、明日の日銀金融政策決定会合を控え、今朝発表された9月鉱工業生産が予想を上振れたことから、追加金融緩和の思惑は後退し、ドルの上値をやや抑えた。ただ、先の邦銀関係者は「追加緩和が見送られ、円売り(ドル買い)材料を失ったとしても、株価や商品価格が上昇していることから、ドル買い安心感は続く」との見方を示す。こうした市場の見方から、ドル・円は今日の欧米市場で121円台を回復し、12月に向け8月の市場の混乱前の125円台を徐々に目指す展開を予想する。


【今日の欧米市場の予定】

・17:55 独・10月失業率(予想:6.4%、9月:6.4%)
・18:30 英・9月住宅ローン承認件数(予想:7.24万件、7.1万件)
・18:30 南ア・9月生産者物価指数(前年比予想:+3.5%、8月:+3.4%)
・19:00 ユーロ圏・10月景況感指数(予想:105.1、9月:105.6)
・21:30 米・7-9月期GDP速報値(前期比年率予想:+1.7%、4-6月期:+3.9%)
・21:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:26.5万件、前回:25.9万件)
・22:00 独・10月消費者物価指数速報値(前年比予想:+0.2%、9月:0.0%)
・22:10 ロックハート米アトランタ連銀総裁あいさつ
・23:00 米・9月中古住宅販売成約指数(前月比予想:+1.0%、8月:-1.4%)
・02:00 米財務省7年債入札(290億ドル)

《SY》

 提供:フィスコ

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