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【市況】23日の中国本土市場概況:上海総合1.3%高で続伸、医薬品株が急伸


23日の中国本土マーケットは値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比43.70ポイント(1.30%)高の3412.43ポイントと続伸した。上海A株指数は45.62ポイント(1.29%)高の3573.85ポイント。外貨建てB株相場も続伸する。上海B株指数が8.03ポイント(2.34%)高の351.34ポイント、深センB株指数が21.03ポイント(1.84%)高の1160.88ポイントで引けた。

前日の好地合いを継ぐ。第18期中央委員会第5回全体会議(5中全会)の開催を来週26~29日に控え、政策に対する期待感が強まっている。金融緩和の観測も浮上。近く預金準備率の再引き下げなどが打ち出されるとの思惑が強まっていることも追い風だ。22日の急伸銘柄が利食い売りで弱含む場面がみられたものの、中盤から買いの勢いが増している。

業種別では、医薬関連株の上げが目立つ。騰訊HD(テンセント:700/HK)の馬化騰・主席が出資する健康元薬業集団(600380/SH)がストップ高。北京同仁堂(600085/SH)が4.9%高、上海復星医薬集団(600196/SH)が3.3%高で引けた。次期5カ年計画に「健康中国」政策が新たに組み込まれるとの観測が刺激材料。医療事業計画を改善し、衛生事業を全面改革する目的で同政策は2012年に策定されていた。ITハイテク関連株、消費関連株、自動車株、素材関連株、発電やガスの公益株も高い。主要70都市の9月新築住宅相場で値上がりした都市数が35→39に増加したことを材料に、不動産株も急伸した。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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