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【市況】14日の株式相場見通し=買い手控えムード強く続落

 14日の東京株式市場は、引き続き買い手控えムードが強いなか、利益確定の売りが先行する展開で、日経平均株価は続落となりそうだ。9月29日終値から前週末9日終値まで、わずか8営業日で1507円の急騰を演じていただけに、依然として短期急上昇に伴う過熱感は解消していないようだ。
 13日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比49.97ドル安の1万7081.89ドルと8日ぶりに反落となった。中国の9月貿易統計で輸入額が市場予想を大きく下回ったことで、景気減速懸念が強まりアジアや欧州の株式市場が軒並み軟調な推移となった。これを受けて米株式市場でも売りが先行した。ナスダック総合株価指数は、前日比42.034ポイント安の4796.609と5日ぶりに反落した。
 14日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=119円70銭台での推移となっている。
 日程面では、10月の月例経済報告、9月のマネーストック、9月の企業物価指数、9月の投資信託概況に注目。海外では、米地区連銀経済報告(ベージュブック)、米9月小売売上高、中国9月の小売売上高・生産者物価・消費者物価、米9月の米卸売物価指数が焦点となる。(冨田康夫)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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