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【市況】日経平均は大幅続落、700円超の下落で約8ヶ月半ぶりに17000円割れ/相場概況


日経平均は大幅続落。中国の8月工業企業利益が予想以上に減少したことで、中国の景気減速懸念が高まり、米国市場ではNYダウが300ドル超の下落となった。こうした流れを受けて、日経平均は285円安からスタートすると、その後も下げ幅を拡大する展開となった。スイスの資源商社大手グレンコアの株価急落や、米国市場での医薬品・バイオテクノロジー株の下落、第一汽<9132>の経営破たんなどもマイナス視された。後場に入ると、取引時間中としては今年1月19日以来約8ヶ月半ぶりに節目の17000円を割り込んだ。

大引けの日経平均は前日比714.27円安の16930.84円となった。東証1部の売買高は27億9416万株、売買代金は2兆8859億円だった。業種別では、全33業種がマイナスとなり、海運業、鉄鋼、医薬品は6%を超える下落となった。

個別では、売買代金上位のトヨタ自<7203>、三菱UFJ<8306>、みずほ<8411>、ソフトバンクグ<9984>、三井住友<8316>が軒並み4~6%の下落となった。三井物産<8031>は9%、ソニー<6758>は8%を超えるきつい下げ。また、業績予想の下方修正を発表した神戸鋼<5406>が東証1部下落率3位にランクインしたほか、新日無<6911>、KLab<3656>などが下落率上位となった。一方、セ硝子<4044>、森永菓<2201>、邦チタニウム<5727>、西松屋チェ<7545>などが堅調。また、綜合臨床HD<2399>、アイスタイル<3660>、東建コーポ<1766>などが東証1部上昇率上位となった。
《HK》

 提供:フィスコ

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