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【市況】東京株式(寄り付き)=配当落ちの影響で売り優勢で始まる

 28日の東京株式市場は下落して始まり、寄り付きの日経平均株価は前週末比69円安の1万7811円と反落。ただ、きょうは9月末の配当落ち日で日経平均には110円程度の下押し圧力が働いていることを考慮する必要があり、実質はプラス圏。前週末の米国株市場では4~6月期のGDP確定値が上方修正されたことを足場にNYダウが113ドル高と堅調な動きをみせた。ナスダック指数はバイオ株の下げが響きマイナスだったものの、米景気に対する不安心理が緩和されたことは、東京市場でもポジティブに働く。外国為替市場では1ドル=120円台半ばの推移と円安水準でもみ合っていることも輸出株中心に買いを誘導する背景となる。全般手掛かり材料に乏しいなか、前場後半以降は中国・上海株式市場の動向に左右される展開も想定される。寄り付き時点で業種別では33業種中、12業種前後が高く、値上がり上位に倉庫、繊維、ゴム製品、水産、小売など。値下がりでは鉄鋼、証券、卸売、石油、情報通信など。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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