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【経済】中国の小売業界:予想以上に悪化も、広州市の人気商店街の需要が急減


中国の小売業界が予想以上に悪化している可能性がある。今年上期の広東省・広州市の小売売上高は前年同期比1割増加したと報告されたが、業界関係者はこの数字を疑っていると報じられている。

同市の人気商店街である上下九商業街では、数年前まではひとつの店舗を求めることが困難だったが、昨年から空き店舗が目立っており、一部では貸し出しの広告が1年以上を出しても借り手が見つからないと報告されている。

専門家は、こうした現象について、インターネット販売の急速伸びに伴う百貨店など伝統的な小売販売の業績低迷が目立っており、実体店舗に対する需要が減少していると分析。また、人気商店街の賃貸価格設定は引き下げられていないことも一因だと指摘した。ほかに、中国の実体経済が統計数字より悪化している可能性も否定できないとの見方を示した。

《ZN》

 提供:フィスコ

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