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【市況】明日の株式相場見通し=3日続伸の反動で売り優勢、FOMCの結果で波乱も

 あす(18日)の東京株式市場は、日本時間同日未明に発表されるFOMC(米連邦公開市場委員会)で約9年ぶりの利上げが決定するかによって大きく左右されることになりそうだ。日経平均株価は、きょうまでの3日続伸で合計466円の上昇となっていることから、あすはいったん利益確定の売りが先行することになりそうだ。
 直近の3日続伸の背景について、市場関係者は「FOMCを目前にして売りポジションを軽くするために、買い戻しが入ったようだ」としている。東証がきょう引け後に発表した9月第2週(7~11日)の投資部門別売買動向で、外国人投資家の売越額が1兆348億円と、ブラックマンデー時の1987年10月第3週以来、約28年ぶりで歴代2位の大幅となったことが判明した。この背景には、FOMCを控えて持ち高をできるだけ減らしておきたいとの姿勢の現れで、これが経過することで、中期的には新たに買い越に転じてくる期待感もある。
 17日の東京株式市場は買い優勢で始まり、日経平均株価は前場伸び悩んだものの、後場買い直される展開となり、終値は前日比260円67銭高の1万8432円27銭と大幅高で3日続伸した。
 日程面では、8月の粗鋼生産、8月の全国百貨店売上高、日銀金融政策決定会合議事要旨(8月6~7日分)に注目。海外では、EU環境相理事会が焦点となる。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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