【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):ネクソン、ファストリ、三井不、明治HD
■ネクソン <3659> 1,680円 +25 円 (+1.5%) 本日終値
ネクソン<3659>が反発。同社は10日、パートナーシップを締結しているビッグ・ヒュージ・ゲームズ社が開発したストラテジーゲーム「DomiNations(日本サービス名、ドミネーションズ―文明創造―)のダウンロード数が、全世界で累計1200万ダウンロードを突破したことを発表した。「ドミネーションズ」は、石器時代から宇宙時代までを舞台に、冒険や戦いを繰り広げ、自国の発展および他文明の征服を目指すストラテジーゲーム。今年4月に北米、ヨーロッパ地域で配信を開始、日本・韓国・台湾のアジア3地域では、8月26日のリリースからわずか8日で累計100万ダウンロードを突破している。
■ファーストリテイリング <9983> 47,620円 +695 円 (+1.5%) 本日終値
ファーストリテイリング<9983>が反発。欧州有力証券では、「東アジア地域を中心に海外事業の増収増益トレンドは続くと考えるものの、国内UNIQLO事業は苦戦を強いられる」と指摘。15年8月期の営業利益予想を2090億円から1970億円(会社計画は2000億円、市場コンセンサスは2065億円)に引き下げ、決算発表時の来期公表計画が市場コンセンサスの2319億円を上回る可能性は低いと解説。レーティングは「ニュートラル」を継続、目標株価を4万5000円から4万2000円に引き下げている。
■三井不動産 <8801> 3,291円 +38 円 (+1.2%) 本日終値
三井不動産<8801>、三菱地所<8802>など大手をはじめ不動産株の上昇が目立つ。首都圏を中心に不動産市況の回復が続いている。8月の都心5区のオフィス空室率は前月比0.17ポイント減の4.72%(三鬼商事調べ)と低下基調が鮮明であり、ビル賃貸を主力とする大手不動産にとって収益環境は一段と良化している。また、10月末の日銀の金融政策決定会合では、政府要人発言なども背景に追加緩和期待が一部で高まっており、高額案件を扱う不動産セクターにとって調達コスト面でも追い風が意識される場面だ。
■星光PMC <4963> 1,006円 +5 円 (+0.5%) 本日終値
星光PMC<4963>が小動き。国内中堅証券では、「新規事業の製品はサンプル出荷段階で、銀ナノワイヤと光学弾性樹脂は来期から、セルロースナノファイバーは数年後から業績に寄与する」と指摘。中国子会社の黒字定着、KJケミカルズの寄与などによる収益性向上と新規事業立ち上げによる中期成長力を評価し、「今後の株価上昇が期待できる」としている。
■明治ホールディングス <2269> 17,050円 +70 円 (+0.4%) 本日終値
明治ホールディングス<2269>が反発。SMBC日興証券では明治HDの目標株価を引き下げた。投資評価「2」を継続ながらも、目標株価は1万6710円から1万5030円へ引き下げている。同証券では明治HDの業績予想は好調、会社側が計画した内容を更に上回るとアナリストは予想している。しかし、「弊社カバレッジ食品株の平均株価下落を目標株価算出モデルへ反映した影響が大きい」としていることから、食品株が買われ過ぎたことを意味しているのだろう。
■NEC <6701> 385円 +1 円 (+0.3%) 本日終値
米系大手証券の総合電機セクターのリポートでは、新興国ストレステスト(新興国不振でも評価可能な銘柄抽出)を実施。為替前提を1ドル125円から120円に引き下げ、新興国需要の減速と一段の円高(1ドル=115円)が国内の設備投資にも影響を及ぼす前提をとったストレス負荷ケースの業績を試算した結果、「総合電機・半導体、電線大手では6~20%の営業利益押し下げになる」と報告。「クリアする銘柄」としてNEC<6701>、富士通<6702>、OKI<6703>、ルネサスエレクトロニクス<6723>を取りあげ、注目銘柄として富士通とNECを買い推奨している。
■HOYA <7741> 4,206.5円 +4 円 (+0.1%) 本日終値
HOYA<7741>が反発。国内大手証券は、同社に対する業績予想を据え置いているものの、自己株式取得により目標株価算出根拠となる株数が減少したことを考慮して、目標株価は5000円から5100円へ若干引き上げられた。レーティングは「ニュートラル」を継続。同証券は、ライフケア事業最大の製品であるメガネレンズの収益性は、ライフケア事業平均よりも時間を要しているようだと指摘。ただ、販売面での好調に加え、セイコーエプソン<6724>から買収したメガネレンズ製造部門や、出資を行ったセイコーホールディングス<8050>のメガネレンズ販売事業とのシナジー効果も今後は利益改善に貢献するとみて、着実な収益性改善は可能との見解を示している。
■大同特殊鋼 <5471> 408円 -26 円 (-6.0%) 本日終値 東証1部 下落率6位
大同特殊鋼<5471>が続落し新安値。同社の渋川工場(群馬県渋川市)から出た鉄鋼スラグ(鉄鋼製造工程でできる鉄鉱石の不純物と石灰がまじった石状のもの)に環境基準を超える有害物質が含まれていた問題について、この日午前中の毎日新聞などのサイトで「群馬県警は11日、同社の名古屋、東京両本社など関係先を廃棄物処理法違反容疑で家宅捜索した」と伝えており、これを弱材料視した売りが出ているようだ。また、群馬県は7日付で大同特鋼を刑事告発したと発表しており、今後の業績などへの影響も懸念されている。
■西尾レントオール <9699> 2,626円 -94 円 (-3.5%) 本日終値
西尾レントオール<9699>が反落。岩井コスモ証券が10日付で投資判断「B+」を継続しつつ、目標株価を3600円から3000円へ引き下げたことが弱材料視されているようだ。建機レンタル需要は東京五輪やリニア新幹線関連などが下支えとなり、当面は高水準を見込むとしているが、レンタル資産への積極投資から償却負担が増加し、前期までの高成長は期待できないと指摘。15年9月期営業利益は124億円(前期比11.6%減)と、会社予想の134億6300万円を下回ると予想している。
●ストップ高銘柄
ヤーマン <6630> 1,737円 +300 円 (+20.9%) ストップ高 本日終値
ニッパンレンタル <4669> 2,395円 +404 円 (+20.3%) ストップ高 本日終値
FVC <8462> 503円 +80 円 (+18.9%) ストップ高 本日終値
ビットアイル <3811> 647円 +100 円 (+18.3%) ストップ高 本日終値
エスケイジャパン <7608> 518円 +80 円 (+18.3%) ストップ高 本日終値
など、6銘柄
●ストップ安銘柄
グローアジア <3587> 1円 0 円 (0.0%) ストップ安 本日終値
オプトロム <7824> 1円 0 円 (0.0%) ストップ安売り気配 本日終値
など、2銘柄
株探ニュース
ネクソン<3659>が反発。同社は10日、パートナーシップを締結しているビッグ・ヒュージ・ゲームズ社が開発したストラテジーゲーム「DomiNations(日本サービス名、ドミネーションズ―文明創造―)のダウンロード数が、全世界で累計1200万ダウンロードを突破したことを発表した。「ドミネーションズ」は、石器時代から宇宙時代までを舞台に、冒険や戦いを繰り広げ、自国の発展および他文明の征服を目指すストラテジーゲーム。今年4月に北米、ヨーロッパ地域で配信を開始、日本・韓国・台湾のアジア3地域では、8月26日のリリースからわずか8日で累計100万ダウンロードを突破している。
■ファーストリテイリング <9983> 47,620円 +695 円 (+1.5%) 本日終値
ファーストリテイリング<9983>が反発。欧州有力証券では、「東アジア地域を中心に海外事業の増収増益トレンドは続くと考えるものの、国内UNIQLO事業は苦戦を強いられる」と指摘。15年8月期の営業利益予想を2090億円から1970億円(会社計画は2000億円、市場コンセンサスは2065億円)に引き下げ、決算発表時の来期公表計画が市場コンセンサスの2319億円を上回る可能性は低いと解説。レーティングは「ニュートラル」を継続、目標株価を4万5000円から4万2000円に引き下げている。
■三井不動産 <8801> 3,291円 +38 円 (+1.2%) 本日終値
三井不動産<8801>、三菱地所<8802>など大手をはじめ不動産株の上昇が目立つ。首都圏を中心に不動産市況の回復が続いている。8月の都心5区のオフィス空室率は前月比0.17ポイント減の4.72%(三鬼商事調べ)と低下基調が鮮明であり、ビル賃貸を主力とする大手不動産にとって収益環境は一段と良化している。また、10月末の日銀の金融政策決定会合では、政府要人発言なども背景に追加緩和期待が一部で高まっており、高額案件を扱う不動産セクターにとって調達コスト面でも追い風が意識される場面だ。
■星光PMC <4963> 1,006円 +5 円 (+0.5%) 本日終値
星光PMC<4963>が小動き。国内中堅証券では、「新規事業の製品はサンプル出荷段階で、銀ナノワイヤと光学弾性樹脂は来期から、セルロースナノファイバーは数年後から業績に寄与する」と指摘。中国子会社の黒字定着、KJケミカルズの寄与などによる収益性向上と新規事業立ち上げによる中期成長力を評価し、「今後の株価上昇が期待できる」としている。
■明治ホールディングス <2269> 17,050円 +70 円 (+0.4%) 本日終値
明治ホールディングス<2269>が反発。SMBC日興証券では明治HDの目標株価を引き下げた。投資評価「2」を継続ながらも、目標株価は1万6710円から1万5030円へ引き下げている。同証券では明治HDの業績予想は好調、会社側が計画した内容を更に上回るとアナリストは予想している。しかし、「弊社カバレッジ食品株の平均株価下落を目標株価算出モデルへ反映した影響が大きい」としていることから、食品株が買われ過ぎたことを意味しているのだろう。
■NEC <6701> 385円 +1 円 (+0.3%) 本日終値
米系大手証券の総合電機セクターのリポートでは、新興国ストレステスト(新興国不振でも評価可能な銘柄抽出)を実施。為替前提を1ドル125円から120円に引き下げ、新興国需要の減速と一段の円高(1ドル=115円)が国内の設備投資にも影響を及ぼす前提をとったストレス負荷ケースの業績を試算した結果、「総合電機・半導体、電線大手では6~20%の営業利益押し下げになる」と報告。「クリアする銘柄」としてNEC<6701>、富士通<6702>、OKI<6703>、ルネサスエレクトロニクス<6723>を取りあげ、注目銘柄として富士通とNECを買い推奨している。
■HOYA <7741> 4,206.5円 +4 円 (+0.1%) 本日終値
HOYA<7741>が反発。国内大手証券は、同社に対する業績予想を据え置いているものの、自己株式取得により目標株価算出根拠となる株数が減少したことを考慮して、目標株価は5000円から5100円へ若干引き上げられた。レーティングは「ニュートラル」を継続。同証券は、ライフケア事業最大の製品であるメガネレンズの収益性は、ライフケア事業平均よりも時間を要しているようだと指摘。ただ、販売面での好調に加え、セイコーエプソン<6724>から買収したメガネレンズ製造部門や、出資を行ったセイコーホールディングス<8050>のメガネレンズ販売事業とのシナジー効果も今後は利益改善に貢献するとみて、着実な収益性改善は可能との見解を示している。
■大同特殊鋼 <5471> 408円 -26 円 (-6.0%) 本日終値 東証1部 下落率6位
大同特殊鋼<5471>が続落し新安値。同社の渋川工場(群馬県渋川市)から出た鉄鋼スラグ(鉄鋼製造工程でできる鉄鉱石の不純物と石灰がまじった石状のもの)に環境基準を超える有害物質が含まれていた問題について、この日午前中の毎日新聞などのサイトで「群馬県警は11日、同社の名古屋、東京両本社など関係先を廃棄物処理法違反容疑で家宅捜索した」と伝えており、これを弱材料視した売りが出ているようだ。また、群馬県は7日付で大同特鋼を刑事告発したと発表しており、今後の業績などへの影響も懸念されている。
■西尾レントオール <9699> 2,626円 -94 円 (-3.5%) 本日終値
西尾レントオール<9699>が反落。岩井コスモ証券が10日付で投資判断「B+」を継続しつつ、目標株価を3600円から3000円へ引き下げたことが弱材料視されているようだ。建機レンタル需要は東京五輪やリニア新幹線関連などが下支えとなり、当面は高水準を見込むとしているが、レンタル資産への積極投資から償却負担が増加し、前期までの高成長は期待できないと指摘。15年9月期営業利益は124億円(前期比11.6%減)と、会社予想の134億6300万円を下回ると予想している。
●ストップ高銘柄
ヤーマン <6630> 1,737円 +300 円 (+20.9%) ストップ高 本日終値
ニッパンレンタル <4669> 2,395円 +404 円 (+20.3%) ストップ高 本日終値
FVC <8462> 503円 +80 円 (+18.9%) ストップ高 本日終値
ビットアイル <3811> 647円 +100 円 (+18.3%) ストップ高 本日終値
エスケイジャパン <7608> 518円 +80 円 (+18.3%) ストップ高 本日終値
など、6銘柄
●ストップ安銘柄
グローアジア <3587> 1円 0 円 (0.0%) ストップ安 本日終値
オプトロム <7824> 1円 0 円 (0.0%) ストップ安売り気配 本日終値
など、2銘柄
株探ニュース