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2015年09月11日15時38分

【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):大和ハウス、グリコ、バンナムHD、積水ハウス

■大和ハウス工業 <1925>  3,048円  +112 円 (+3.8%)  本日終値
 SMBC日興証券が10日付で大和ハウス <1925> の投資判断「2(中立)」を継続し、目標株価を2950円→3100円に引き上げたことが買い材料視された。リポートでは、請負事業と開発物件売却益の寄与で18年3月期まで営業最高益更新が続くとの見方に変更はないと強調。値動きが激しい株式市場にあって、中長期的に安定した相対株価を見込むとしている。同証券では、戸建て住宅や事業施設の利益率向上を踏まえ、16年3月期以降の営業利益を50億円ずつ上方修正した。

■鶴見製作所 <6351>  1,939円  +67 円 (+3.6%)  本日終値
 鶴見製作所<6351>が3連騰。台風18号の日本列島横断で関東地域も記録的な豪雨に見舞われ、鬼怒川では堤防が決壊するなどの多大な被害が出た。短時間の強雨観測数は年々増加の傾向をたどっており、豪雨対策は国策としても焦眉の課題となっている。同社は豪雨の2次災害を防止する雨水排水用の水中ポンプを手掛けており、関連有力株として買いが続いている。

■江崎グリコ <2206>  5,350円  +180 円 (+3.5%)  本日終値
 江崎グリコ<2206>が反発。岩井コスモ証券が10日付で投資判断を新規に「A」とし、目標株価を6400円に設定したことを好材料視した買いが入っている。主力製品のさらなる強化とアジア・欧米を中心とした海外展開で中期成長を確保している点に注目。また、仮にTPP交渉が進展すれば輸入原材料コストの低減や海外展開の追い風になると評価している。第1四半期決算好調から、16年3月期営業利益は160億円(前期比12.3%増、会社予想150億円)と最高益を更新すると見込んでいる。

■バンナムHD <7832>  2,896円  +84 円 (+3.0%)  本日終値
 バンダイナムコHD<7832>が反発。バンダイナムコエンターテインメントは10日、国内でユーザーが120万人を突破しているスマートフォン向けゲームアプリケーション「テイルズ オブ リンク」を今秋に台湾と香港で配信すると発表。さらなるユーザー数の拡大などが期待されているようだ。既に同日から事前登録を開始。今後は英語版での配信も予定している。

■積水ハウス <1928>  1,809.5円  +47.5 円 (+2.7%)  本日終値
 10日、積水ハウス <1928> が決算を発表。16年1月期上期(2-7月)の連結経常利益が前年同期比16.1%増の873億円に伸びて着地したことが買い材料。都市再開発事業で「積水ハウス・リート」へ386億円の物件を売却したことが寄与。生産効率の改善やコスト削減なども増益に貢献した。上期業績の好調に伴い、通期の同利益を従来予想の1590億円→1670億円に5.0%上方修正。増益率が1.6%増→6.8%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

■エイチーム <3662>  1,788円  +46 円 (+2.6%)  本日終値
 エイチーム<3662>が3日続伸。同社はこの日、格安スマホと格安SIMの比較サイト「ジムーバ」を開始することを発表した。「ジムーバ」では、スマホの通信速度を測定するツール「RBB SPEED TEST(イード社運営)」の月2万件以上の測定データを用いて、各MVNOの実効速度を時系列/地域別にグラフや表で比較可能にして情報を提供、これは業界初の取り組みになる。また、実効速度のデータを毎月更新し、最新の情報を提供していく予定で、これにより、ユーザーは契約前に実効速度の状況を詳細に把握することができ、より安心して格安スマホ・格安SIM選びをすることができる。

■前田工繊 <7821>  956円  +22 円 (+2.4%)  本日終値
 前田工繊<7821>が3連騰。台風18号による大雨で、鬼怒川の堤防が決壊した茨城県常総市などで甚大な水害被害が発生していることから、河川、道路補強などの防災用建築・土木資材大手である同社が水害対策関連として物色されている。近年、地球温暖化などの影響で大規模水害が多発していることから、早急な対策が急務であり、同社製品の重要性も高まりそうだ。

■アダストリア <2685>  7,390円  +160 円 (+2.2%)  本日終値
 欧州有力証券の小売りセクターの決算プレビューでは、6~8月期は前年に増税後の需要反動減を受けたため、「今年は低ハードルのもとで増益加速の企業が多い」と指摘。アダストリア<2685>、J. フロント リテイリング<3086>、良品計画<7453>は、「第2四半期決算時点で進捗を反映して通期ガイダンスを上方修正する可能性がある」とみて、しまむら<8227>は「下方修正の可能性がある」と解説。下期以降も緩やかな消費回復のもとで単価上昇>数量増の動きが続く公算が大きいとみて、ニトリホールディングス<9843>や良品計画などでは商品力を軸に高い収益成長が続く可能性があることから、「株価評価も継続する」としている。このほか、店舗リストラに踏み込んで利益率向上を目指すヤマダ電機<9831>や在庫適正化に目途の立ったユナイテッドアローズ<7606>などの収益回復も期待。総合スーパーについては「引き続き慎重にみたい」とコメントしている。

■野村不HD <3231>  2,270円  +39 円 (+1.8%)  本日終値
 欧州大手証券の不動産セクターのリポートでは、「昨今の景気悪化懸念が現実となり、オフィス賃料の伸び率鈍化が続くと不動産株は低調な株価パフォーマンスになる可能性がある」と指摘。このような局面では、「セクター全体での投資判断ではなく、経営努力で利益成長を実現し株価バリュエーションに割安感のある銘柄が選好される」との見方で、短期的な不動産株のリバウンドを予想するも、セクター判断「マーケットウエイト」を継続。個別では、株価バリュエーションに割安感があり、利益成長を期待できる野村不動産ホールディングス<3231>をトップピックに、東急不動産ホールディングス<3289>も推奨。東京建物<8804>とヒューリック<3003>は弱気見解を継続している。

■カプコン <9697>  2,609円  +40 円 (+1.6%)  本日終値
 カプコン<9697>が3日続伸。来週17日からの東京ゲームショウ開催を控えて、ゲーム関連の一角には買いが入っているが、これに加えてこの日は、「ドラゴンズドグマ オンライン」がサービス開始10日目の9月9日に、早くも累計100万ダウンロード(DL)を達成したと発表しており、中核タイトルして期待されているゲームの出足好調を好感した買いが入っている。「ドラゴンズドグマ オンライン」はプレイステーション4/3、およびPC向けのオンライン専用ゲーム。剣や魔法の登場するファンタジー世界を舞台に、広大なオープンワールドを冒険するアクションゲームで、プレイヤーはドラゴンに心臓を奪われた主人公となり、ドラゴン退治を目的とする旅をしながら、様々な謎を解き明かしていくという。12年に家庭用ゲームでの第1作を発売して以降、シリーズ累計販売本数230万本を達成していることから、同社の新たなヒットシリーズとして、注目されているようだ。

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