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【市況】東京株式(前引け)=買い一巡後売られ反落

 8日の東京株式市場は、寄り付きこそ買い優勢で高く始まったものの、買い一巡後はじりじりと上昇幅を縮小。午前10時前には、前日比マイナス圏に沈んだ。前引けの日経平均株価は、前日比135円11銭安の1万7725円36銭と反落している
 東証1部の売買高概算は、9億7262万株、売買代金概算は9289億1200万円。値上がり銘柄数は851、対して値下がり銘柄数929、変わらず116銘柄。
 朝方は、寄り付き前に発表された4~6月期のGDP(国内総生産)改定値が、前期比年率1.2%減と、速報値の1.6%減に比べてマイナス幅が縮小したのを好感し、買い優勢のスタートと。日経平均株価は一時、前日比100円超まで上昇した。しかし、買い一巡後は売り急ぐ動きが顕在化してじり安商状となった。その後、上海株式市場が安く始まったのを受け、下落幅が一時拡大する場面もあった。
 個別銘柄では、ピジョン<7956>、良品計画<7453>が大幅安。メガバンク3グループが揃って売られ、野村<8604>、ファナック<6954>、村田製<6981>、アルプス<6770>も下げた。半面、新日鉄住金<5401>や、JFEHD<5411>が大幅高に買われ、日産自<7201>、日立<6501>、マツダ<7261>も堅調。さらに、パイオニア<6773>、日揮<1963>、三井金属<5706>、三菱マ<5711>、日本軽金属ホールディングス<5703>は大幅高となっている。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

最終更新日:2015年09月08日 12時19分

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