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【通貨】NY為替:ドル・円は120円07銭、ドラギECB総裁はQE拡大も辞さない構え、ユーロ急落


3日のニューヨーク外為市場でドル・円は、119円65銭まで下落後、120 円39銭まで上昇し120円07銭で引けた。欧州中央銀行(ECB)理事会後の欧州国債利回りの低下に連れて、米国債利回りも低下したことで、ドル売りが先行。その後、米国の8月ISM非製造業景況指数が上振れたことや、株高に連れた円売りに、ドルは反発した。


ユーロ・ドルは、1.1237ドルから1.1088ドルまで下落し1.1124ドルで引けた。ECBは定例理事会で、政策金利の据え置きを決定した。そして、最新のスタッフ予想で、2015年から2017年までの国内総生産(GDP)やインフレ見通しを下方修正。ドラギECB総裁が会見で、QE購入にあたり1銘柄の上限を引き上げを発表し、インフレや景気の下方リスクに言及、さらに、必要とあれば量的緩和(QE)を拡大する方針を示したため、ユーロ売りが強まった。ユーロ・円は、135円08銭から133円14銭へ下落した。


ポンド・ドルは、1.5288ドルから1.5219ドルへ下落。ドル・スイスは、0.9696フランから0.9771フランへ上昇した。

《KK》

 提供:フィスコ

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