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【材料】ファナックの株価リバウンドに限界か、国内証券から目標株価を引き下げ

 ファナック<6954>の株価リバウンドが鈍くなってきた、寄り付きは2万円台を回復する場面があったが、上げ幅を縮小して前日比マイナスに転じている。
 市場関係者からは、SMBC日興証券がファナックの目標株価を引き下げるアナリストレポートをリリースしたことが確認されている。同証券では「今後は日本工作機械受注ピークアウトがリスク」という題名でレポートをリリース、ファナックの目標株価を24000円から17000円に引き下げ、投資評価を「2」継続とした。
 同証券のアナリストは、スマートフォン関連の設備投資が減速し、工作機械受注ピークアウトがリスクと指摘。2016年3月期、2017年3月期の営業利益予想を大幅に引き下げ、株価材料も少ないとしている。
 ファナックは日経平均株価への指数影響度の大きい銘柄で株価動向には相場全体への影響があるために市場の関心が高い。中国景気悪化で工作機械、設備投資関連の先行き不透明感から売られた銘柄群に戻りの鈍さが気になるところだ。
《MK》

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