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【市況】<マ-ケット日報> 2015年8月26日

 26日の市場は日経平均が7日ぶりに大幅反発。終値は前日比570円高の1万8376円だった。取引時間中の中国上海株が下げ渋ったことで先物中心に買い戻しが入り久々の上昇となった。上げ幅は今年最大となったが、直前までの6日間で2813円もの下げを演じていたことを踏まえると、まだ底が入ったといえるほどの反発とは言えない。せめて昨日の高値(1万8835円)くらいには届いてほしい場面だろう。

 昨日の米国市場は引き続き中国への警戒感が解けずダウ平均は大幅に6日続落。終値は2014年2月6日以来の水準まで下げてきた。この日は中国人民銀による緊急利下げを好感してダウ平均が午前に440ドル高まで反発する場面があったが、その後、利下げの効果は限定的との見方が広がり、終盤にかけて売り込まれてしまった。一方、東京市場は中国上海株の動向を睨んで前場の日経平均は1万8000円弱で横ばう展開だったが、上海株が一時プラスに転じたことで先物に買い戻しが入り、後場はテンポよく上げ幅を広げて行った。東証1部の出来高は昨日より減り目先的な投げ売りは峠を越えた様子。ただ、相場が本格的な反騰を見せるには中国株の底入れや政策発動が欠かせない。今の段階では1万9000円辺くらいまで戻さないと底打ちへの安心感は出てこないだろう。(ストック・データバンク 編集部)

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