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【特集】BS11 Research Memo(7):60分の放送枠にとらわれない番組編成が重要なポイント


■BS11の特長と強み

(3)独立系であること

日本BS放送<9414>の特長の1つはキー局5社の系列ではないという意味での独立系BS放送局であることだ。独立系であることは、番組の制作や編成において、高い自由度を有することを意味する。同社は経営理念として「心に響くBS11」をスローガンに、『ゆったり』見られる上質な教養・娯楽番組と『じっくり』掘り下げる報道・情報番組を発信することを掲げている。この『ゆったり』『じっくり』を実現するためには、60分の放送枠にとらわれない番組編成が重要なポイントになる。そしてそれが視聴者の満足度向上や同社が目指す「質の高い番組」の実現へとつながっていく。キー局系列のBS放送局はコンテンツの多くが地上波放送のコンテンツであるため編成の自由度が相対的に低く、ここに同社にとっての差別化要因が存在すると弊社では考えている。

番組制作の上でも、キー局の系列にとらわれることなく、実力や得意分野別に、自由に番組制作会社を選定して制作業務を委託することができる。番組の質を高めることは同社にとって重要な命題であるが、その実現に向けた制作会社の適切な選択は極めて大きな意味を持つと言えよう。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《FA》

 提供:フィスコ

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