市場ニュース

戻る
 

【市況】【↓】日経平均 大引け|米雇用統計を控え様子見ムード、4日ぶりに小反落(7月3日)


日経平均株価
始値  15435.34
高値  15435.34(09:00)
安値  15324.32(13:09)
大引け 15348.29(前日比 -21.68 、 -0.14% )

売買高  19億3195万株 (東証1部概算)
売買代金 1兆7415億円 (東証1部概算)

-----------------------------------------------------------------

■本日のポイント

 1.日経平均は4日ぶりに小反落
 2.続伸して始まるも、買いが続かず
 3.短期過熱感、米雇用統計への警戒感から見送り姿勢が強まる
 4.売買高、売買代金ともに低水準


■東京市場概況

 前日の米国市場では、ADP雇用統計の改善が好感され、ダウは20ドル高と2日連続で最高値を更新。

 東京市場では、日経平均は21円安と4日ぶりに小反落した。

 朝方は米株の最高値更新や1ドル=101円台後半の円安水準が好感されて買いが先行し、続伸してスタート。だが、買いが一巡すると、短期過熱感(2日現在の騰落レシオは140%)への警戒感から利益確定売りが勢いを増した。今晩にECB理事会や米雇用統計の発表を控えることも、投資家が見送り姿勢を強める一因となった。

 第一生命 <8750> などの保険業、マネックスG <8698> などの証券商品先物、りそなHD <8308> といった銀行業などの脱デフレ関連株の下げが目立つ。

 下値には押し目買いもみられ終盤は下げ渋ったものの、市場参加者の層は厚みにかけ、売買高、売買代金ともに低水準にとどまった。

 東証33業種のうち上昇は12業種。上昇率の上位5業種は(1)電気・ガス業、(2)鉱業、(3)非鉄金属、(4)水産・農林業、(5)食料品。一方、下落率の上位5業種は(1)石油石炭製品、(2)小売業、(3)倉庫運輸関連、(4)保険業、(5)ゴム製品。


■個別材料株

△イオンファン <4343>
 3-5月営業益は39%増の5.22億円で着地。
△東芝 <6502>
 「ブルガリアで原子力を受注の見通し。5000億円規模」と報道。
△日本マイクロ <6871> [JQ]
 東証が信用取引の臨時措置を解除。
△富士通ゼ <6755>
 大和証が投資判断を新規に「2(強気)」に設定。
△ミツミ <6767>
 ゴールドマンS証が「売り→中立」に格上げ。
△サイバダイン <7779> [東証M]
 「日EUが医療・介護ロボットなどで規格を統一」との報道を好感。
△4℃ホールデ <8008>
 「3-5月営業益は4割増の15億円強のもよう」と報道。
△コックス <9876> [JQ]
 3-5月経常は9四半期ぶりに黒字浮上。対通期計画で78%進捗。

▲モブキャス <3664> [東証M]
 三菱UFJ証が「中立→弱気」に格下げ。
▲日ケミコン <6997>
 ゴールドマンS証が「中立→売り」に格下げ。目標株価も310円→260円に減額。
▲Uアローズ <7606>
 6月の既存店売上高は前年比5.2%減。

 東証1部の値上がり率上位10傑は(1)ソフトブレン <4779> 、(2)イオンファン <4343> 、(3)芦森工 <3526> 、(4)木村化 <6378> 、(5)GMO-PG <3769> 、(6)東京個別 <4745> 、(7)滝沢鉄 <6121> 、(8)モリテック <5986> 、(9)大同メ <7245> 、(10)アルパイン <6816> 。

 値下がり率上位10傑は(1)ランド <8918> 、(2)日ケミコン <6997> 、(3)宝印刷 <7921> 、(4)パル <2726> 、(5)イオンディラ <9787> 、(6)四電工 <1939> 、(7)安藤ハザマ <1719> 、(8)東京デリカ <9990> 、(9)アネスト岩田 <6381> 、(10)ニチコン <6996> 。


【大引け】

 日経平均は前日比21.68円(0.14%)安の1万5348.29円。TOPIXは前日比2.19(0.17%)安の1278.59。出来高は概算で19億3195万株。値上がり銘柄数は705、値下がり銘柄数は954となった。日経ジャスダック平均は2181.62円(0.85円安)。

[2014年7月3日]
(「株探」編集部)

株探からのお知らせ

    日経平均