【市況】【↓】日経平均 大引け｜米株安・円安一服で戻り売り、反落(3月25日)

日経平均株価
始値　　14401.69
高値　　14531.79(13:34)
安値　　14312.08(09:37)
大引け　14423.19(前日比 -52.11 、 -0.36％ )

売買高　　26億6423万株 (東証1部概算)
売買代金　2兆4431億円　(東証1部概算)

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■本日のポイント

　１．日経平均は52円安と反落
　２．米株安、円高一服で戻り売り
　３．3月期末を睨んだ買いで一時56円高まで上昇
　４．権利付き最終日を明日に控え、権利取りの買いも
　５．不透明な外部環境が重石。終盤、買いが続かず


■東京市場概況

　週明けの米国市場では、ウクライナ情勢への警戒感に加え、米製造業PMIの低下も嫌気され、ダウは26ドル安と続落した。

　東京市場では、日経平均は52円安と反落した。米株安、為替が1ドル＝102円台前半と円安一服となったことを受け、売りが先行。前日251円上げた反動もあって戻り売り圧力が高まった。

　売り一巡後は、明日の権利付き最終日を前に権利取りの買いが入ったほか、3月期末を意識した機関投資家の買いもみられ、一旦はプラス圏に浮上し52円高まで上昇する場面もみられた。

　ただ、ウクライナ情勢、米中の景気減速懸念など外部環境の不透明さから買いは続かず、終盤、再びマイナス圏へと押し返された。指数寄与度の高いソフトバンク <9984> やファストリ <9983> が売られたことも相場の重石となった。

　東証33業種のうち上昇は19業種。上昇率の上位5業種は(1)鉱業、(2)パルプ・紙、(3)繊維製品、(4)陸運業、(5)倉庫運輸関連。一方、下落率の上位5業種は(1)その他金融業、(2)情報・通信業、(3)証券商品先物、(4)不動産業、(5)小売業。

　個別材料では、東証1部への指定替えと記念配当5円上乗せを発表したキューブシス <2335> [東証２]、三菱UFJ証が新規に「強気」としたＶコマース <2491> 、上期経常を一転して4.2億円の黒字に上方修正したＡＣＫＧ <2498> [ＪＱ]、化粧品通販会社の子会社化と記念優待の実施を明らかにしたフェヴリナ <3726> [東証Ｍ]、今期経常を一転して6％増益に上方修正したＵＬＳグルプ <3798> [ＪＱ]、新規顧客から受注を獲得したＷＳＣＯＰＥ <6619> [東証Ｍ]、マッコーリー証が「弱気→中立」に格上げしたシスメックス <6869> 、今期最終益を43％上方修正した日本通信 <9424> [ＪＱ]、今期経常最高益予想を27％上乗せした福井コン <9790> などが上昇。

　一方、Cスイス証が「強気→中立」に格下げした大和ハウス <1925> 、中国社からの蓄電池事業買収に懐疑的な見方が広がったＮＥＣ <6701> などが安い。

　東証1部の値上がり率上位10傑は(1)Ｖコマース <2491> 、(2)じもとＨＤ <7161> 、(3)帝繊維 <3302> 、(4)日ガス <8174> 、(5)ＴＡＳＡＫＩ <7968> 、(6)福井コン <9790> 、(7)日基技 <1914> 、(8)日立国際 <6756> 、(9)日立金 <5486> 、(10)学情 <2301> 。

　値下がり率上位10傑は(1)ＫＬａｂ <3656> 、(2)エイチーム <3662> 、(3)キムラタン <8107> 、(4)ファンコミ <2461> 、(5)ネクスト <2120> 、(6)リブセンス <6054> 、(7)サニックス <4651> 、(8)全国保証 <7164> 、(9)スクエニＨＤ <9684> 、(10)東光 <6801> 。

【大引け】

　日経平均は前日比52.11円(0.36%)安の1万4423.19円。ＴＯＰＩＸは前日比0.66(0.06%)高の1163.70。出来高は概算で26億6423万株。値上がり銘柄数は1073、値下がり銘柄数は655となった。日経ジャスダック平均は1997.52円(14.00円安)。

［2014年3月25日］
(「株探」編集部)