市場ニュース

戻る
 

【市況】3日の米株式市場の概況、NYダウ3日続落 インテル大幅安

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
 3日の米株式市場では、NYダウが前日比43.10ドル安の3万9127.14ドルと3日続落した。半導体受託生産事業の先行き懸念が広がったインテル<INTC>が急落。アクティビストからの圧力で収益が改善するとの期待が薄れたウォルト・ディズニー<DIS>が売られ、ともに全体相場の重荷となった。一方、3月の米ISM非製造業景気指数は市場予想を下回り、仕入価格指数は4年ぶりの水準に低下。インフレ環境の長期化に対する警戒感を和らげる内容となった。FRBのパウエル議長の講演での発言は総じて従来のトーンと変わらず、年内3回の利下げシナリオに関する不透明感が幾分後退したことは、株式相場には安心感をもたらした。

 インテルとウォルト・ディズニーのほか、プロクター・アンド・ギャンブル<PG>やジョンソン・エンド・ジョンソン<JNJ>が売られ、ボーイング<BA>やシスコ・システムズ<CSCO>、ハネウェル・インターナショナル<HON>が軟調推移。ウルフスピード<WOLF>が水準を切り下げた。半面、キャタピラー<CAT>がしっかり。ゴールドマン・サックス・グループ<GS>やダウ<DOW>、イーライ・リリー<LLY>が上昇し、スポティファイ・テクノロジー<SPOT>が大幅高となった。

 ナスダック総合株価指数は37.009ポイント高の1万6277.458と反発した。テスラ<TSLA>やメタ・プラットフォームズ<META>、AMD<AMD>が堅調。カルメイン・フーズ<CALM>がマドを開けて上伸し、デイブ&バスターズ・エンターテイメント<PLAY>とヴァンダ・ファーマシューティカルズ<VNDA>、パラマウント・グローバル<PARA>が急伸した。反対にエヌビディア<NVDA>とマイクロソフト<MSFT>が冴えない展開となり、カサ・システムズ<CASA>が安い。

出所:MINKABU PRESS

株探からのお知らせ

    日経平均