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【市況】2日の米株式市場の概況、米金利上昇しNYダウ一時500ドル超す下落

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
 2日の米株式市場では、NYダウが前日比396.61ドル安の3万9170.24ドルと続落した。2月の米製造業新規受注の増加や、雇用動態調査(JOLTS)の求人件数の伸びなどを背景に、米国景気の底堅さが意識された。6月の利下げ観測が後退するなかで米長期金利は一時4.4%に上昇し、株式相場からの資金流出を促した。NYダウの下げ幅は一時500ドルを超えた。

 ユナイテッドヘルス・グループ<UNH>が急落し、NYダウを大きく押し下げた。ナイキ<NKE>やウォルマート<WMT>、アムジェン<AMGN>が軟調推移。ヒューマナ<HUM>やPVH<PVH>、ヘインズブランズ<HBI>が大幅安となった。一方、ウォルト・ディズニー<DIS>とダウ<DOW>が上昇。イーライ・リリー<LLY>が底堅く推移した。

 ナスダック総合株価指数は156.383ポイント安の1万6240.449と反落した。テスラ<TSLA>が売られ、エヌビディア<NVDA>とアドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>が冴えない展開。マイクロストラテジー<MSTR>とオートデスク<ADSK>、コインベース・グローバル<COIN>が安く、マラソン・デジタル・ホールディングス<MARA>が大きく水準を切り下げた。一方、メタ・プラットフォームズ<META>がしっかり。チャンピオンX<CHX>が急騰した。

出所:MINKABU PRESS

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