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【市況】1日の米株式市場の概況、NYダウ240ドル安 利下げ観測後退で金利上昇

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
 1日の米株式市場では、NYダウが前日比240.52ドル安の3万9566.85ドルと3日ぶりに反落した。連休中に公表された米2月個人消費支出(PCE)物価指数と米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の講演内容はサプライズ感に乏しかったが、1日に発表された3月の米ISM製造業景況感指数が市場予想よりも大きく上昇し、好不況の境目とされる50を上回った。米国景気の底堅さが意識され、FRBによる6月の利下げ観測が後退。米金利が上昇し株式相場の重荷となった。もっとも半導体などハイテク株は底堅く推移した。

 ホーム・デポ<HD>やナイキ<NKE>が売られ、ボーイング<BA>やユナイテッドヘルス・グループ<UNH>、イーライ・リリー<LLY>が冴えない展開。フェデックス<FDX>が下値を模索した。一方、スリーエム<MMM>がソルベンタム<SOLV>のスピンオフを調整したベースで上昇。シェブロン<CVX>やベライゾン・コミュニケーションズ<VZ>がしっかり。

 ナスダック総合株価指数は17.374ポイント高の1万6396.832と小反発した。マイクロン・テクノロジー<MU>が大幅高。アルファベット<GOOG>やメタ・プラットフォームズ<META>、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>が堅調で、エヌビディア<NVDA>の下値が堅い。半面、アップル<AAPL>が下落し、アプライド・セラピューテクス<APLT>やウィルスコット・モバイル・ミニ・ホールディングス<WSC>、トランプ・メディア&テクノロジー・グループ<DJT>が大きく水準を切り下げた。

出所:MINKABU PRESS

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