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【通貨】明日の為替相場見通し=151円台での推移継続か

米ドル/円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより
 今晩から明日にかけての外国為替市場のドル円相場は、米国の経済指標を受けた金利市場の反応を見極めながらの展開となりそうだ。予想レンジは1ドル=151円00銭~151円80銭。

 四半期末とあって、株式や債券市場では機関投資家による持ち高調整目的の売買が変動要因となる見込みだ。また、イースター休暇が迫っており、為替市場でも積極的に持ち高を一方向に傾ける姿勢は広がりにくい地合いにある。こうしたなかで米国では2月耐久財受注と3月コンファレンスボード消費者信頼感指数が公表される予定。市場予想を下回る弱い結果となり米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ期待をサポートした際には、米長期金利の上昇一服要因となる可能性が高く、その際にはドル安・円高圧力を掛けそうだ。反対に、米経済の底堅さが意識される結果となった際には、ドル買い要因となると想定される。ただ日本政府・日銀による為替介入への警戒感が重荷となり、上値追いに慎重な姿勢が強まりそうだ。

 海外ではこのほか、米国で1月の住宅価格指数や3月のリッチモンド連銀製造業指数の公表を控えている。


出所:MINKABU PRESS

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