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【市況】日経VI:上昇、株価伸び悩みで警戒感が継続

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は8日、前日比+0.30(上昇率1.39%)の21.95と上昇した。なお、高値は21.95、安値は20.50。昨日の米株式市場で主要指数が上昇した流れを受け、今日の東京市場は買いが先行し、日経225先物は上昇して始まった。取引開始後に日経225先物は一時下げに転じる場面があったが、その後は概ね堅調に推移した。日経225先物は昨日500円下落し、株価変調を警戒するムードもあったが、今日は日経225先物が底堅い動きだったことから、やや安心感が広がり、日経VIは概ね昨日の水準を下回って推移した。ただ、午後は株価が伸び悩んだこともあり、ボラティリティーの高まりを警戒するムードは継続し、取引終了時に日経VIは上昇に転じて本日を終えた。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。

《SK》

 提供:フィスコ

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