スローガン <
9253> [東証G] が10月12日大引け後(16:00)に決算を発表。23年2月期第2四半期累計(3-8月)の連結経常利益は前年同期比23.4%減の2億2900万円に減った。
併せて、通期の同利益を従来予想の3億5800万円→2億6300万円(前期は2億8300万円)に26.5%下方修正し、一転して7.1%減益見通しとなった。
会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した9-2月期(下期)の連結経常損益は3400万円の黒字(前年同期は1600万円の赤字)に浮上する計算になる。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
当社グループは「人の可能性を引き出し 才能を最適に配置することで 新産業を創出し続ける。」というミッションを掲げ、新産業領域における人材創出事業として「新産業領域における才能の最適配置を目指すプラットフォーム」を提供しております。現在、2006年からサービス提供を続ける主力事業である新卒学生向け厳選就活プラットフォーム「Goodfind」をはじめ、ベンチ
»続く
ャー・スタートアップ求人特化型エージェント「Goodfind Career」、社会人3年目までの人材向けキャリア支援サービス「G3」を展開、メディア・SaaS 分野では若手イノベーション人材向けビジネスメディア「FastGrow」及び1on1の仕組みをつくるSaaS型HRサービス「TeamUp」を展開しております。 2023年2月期の通期連結業績予想につきまして、主に新卒学生向け厳選就活プラットフォーム「Goodfind」及びベンチャー・スタートアップ求人特化型エージェント「Goodfind Career」において売上高が前回公表値を下回る見込みとなったことに伴い修正いたします。また、メディア・SaaS分野についても、最近の業績動向等を踏まえた売上高の修正を反映しております。 上記修正に影響を与えた主なリスクは、2022年5月30日に提出した有価証券報告書の「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」に記載した主要なリスクのうち、「(2)事業内容に関するリスク 求職者の確保について」及び「(3)経営及び組織体制に関するリスク 人材の採用、育成及び欠員の発生について」が該当いたしますが、前回発表予想時にリスクとして想定していたものの、想定を超えた業績への影響が顕在化及びその発生可能性が高まったことにより修正するものであり、詳細は下記のとおりであります。なお、新型コロナウイルス感染症の影響は軽微であります。(1)売上高 学生向けサービスについては、主に新卒学生向け厳選就活プラットフォーム「Goodfind」における2024年卒向けサービスの受注高が予想を下回る進捗見込みとなり、前回発表予想1,211百万円から94百万円の減収となる1,117百万円を見込んでおります。社会人向けサービスについては、主にベンチャー・スタートアップ求人特化型エージェント「Goodfind Career」における決定人数が大幅に減少する見込みとなり、前回発表予想212百万円から96百万円の減収となる115百万円を見込んでおります。メディア・SaaS分野については、SaaS型HRサービス「TeamUp」における新規契約社数が予想を下回る見込みとなったこと及びビジネスメディア「FastGrow」における新規案件の獲得が予想を下回る見込みとなったことにより、前回発表予想348百万円から29百万円の減収となる319百万円を見込んでおります。 以上の結果、2023年2月期の通期連結売上高は、前回発表予想1,773百万円から220百万円の減収となる1,552百万円を見込んでおります。今回の修正に重要な影響を与えた「Goodfind」及び「Goodfind Career」の減収要因の詳細については下記のとおりとなります。a.新卒学生向け厳選就活プラットフォーム「Goodfind」の減収要因 2024年卒学生向けサービスの受注高が予想を下回る進捗見込みとなった要因は、コロナ禍でオンラインを中心とした学生生活を過ごした2023年卒学生の行動特性の変化に対して、サービスUX及びコンテンツがフィットしておらず、ユーザーの利用率及びマッチング数が低下したことで顧客企業からの期待を超えるマッチングを生み出せなかった結果、翌卒年度となる2024年卒において2023年卒からの継続発注金額が減少した既存顧客が増加したことによるものであります。b.ベンチャー・スタートアップ求人特化型エージェント「Goodfind Career」の減収要因 決定人数が大幅に減少する見込みとなった要因は、中途採用により増員したキャリアエージェントの教育不足により立ち上がりが想定より遅れたこと、及び厳しい競争環境における転職候補者の集客において、戦略立案及び施策実行が後手に回り、候補者集客における競争力が低下した結果、前回発表予想の前提として策定した決定人数を大幅に下回る見込みとなったことによるものであります。(2)営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益 売上高の減少を受けた見直しにより、売上原価並びに販売費及び一般管理費について80百万円の削減を見込んでおりますが、当該削減金額以上の減収金額となった結果、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益は前回発表予想を下回る見込みとなりました。【重点課題への取り組み】 今後の持続的な成長を実現するために、「修正の理由」を踏まえた重点課題への取り組みを、以下のとおり実行してまいります。(1)Goodfindにおける学生の行動変容を生み出すコンテクスト及びコンテンツの改善・強化 コロナ禍でのオンラインを中心とした学生生活や就職活動、教育環境等の変化が及ぼす学生の志向性や行動への影響にサービスUX及びコンテンツがフィットしきれていなかったことが重点課題であると認識しております。 当該重点課題に対して、常に最新の学生動向を踏まえ、学生の行動変容を生み出すコンテクスト及びコンテンツの見直しを中心に、サービスUX及びコンテンツの設計を抜本的に改善・強化することで、挑戦意欲・成長志向のある学生を発掘・育成し、スタートアップ・ベンチャー企業に挑戦する学生を増やすことにより企業とのマッチング数増加に取り組んでまいります。(2)転職市場における競争優位性の向上 転職市場における競合サービスは多く、スタートアップ・ベンチャー企業における求人ニーズの高まりを受けて競争は激化しております。Goodfind Careerの減収要因であるキャリアエージェントの育成不足に対する育成強化の実行に加えて、本質的には、激化した競争環境において競争優位性を高めていくことが重点課題であると認識しております。 当該重点課題に対して、Goodfindとの連携及び経年で累積的に蓄積するGoodfindの卒業生会員データベースへのアプローチを強化することで、新卒学生向けサービスを展開する当社の強みを生かし、有望な求職者の獲得において競争優位性を高めることに取り組んでまいります。この点、2022年1月から提供開始した社会人3年目までの人材向けキャリア支援サービス「G3」は、Goodfindとの連携を中心とした求職者獲得戦略により想定どおりの実績を計上し、成長を続けております。※本資料に記載されている業績予想等の将来に関する記述につきましては、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により異なる可能性があります。
決算期 |
売上高 |
営業益 |
経常益 |
最終益 |
修正1株益 |
対通期 進捗率 |
発表日 |
21.03-08* |
779 |
266 |
299 |
226 |
106.6 |
105.7 |
- |
22.03-08 |
847 |
225 |
229 |
145 |
55.8 |
87.1 |
22/10/12 |
前年同期比 |
+8.7 |
-15.4 |
-23.4 |
-35.8 |
-47.7 |
|
(%) |
※単位:売上高、営業益、経常益、最終益…「百万円」。修正1株益、修正1株配は「円」。率は「%」
業績予想の修正
決算期 |
売上高 |
営業益 |
経常益 |
最終益 |
修正 1株益 |
修正 1株配 |
発表日 |
予 22.03-08 |
- |
- |
- |
- |
- |
0 |
22/04/14 |
実 22.03-08 |
847 |
225 |
229 |
145 |
55.76 |
0 |
22/10/12 |
修正率 |
- |
- |
- |
- |
- |
|
(%) |
決算期 |
売上高 |
営業益 |
経常益 |
最終益 |
修正 1株益 |
修正 1株配 |
発表日 |
旧 2023.02 |
1,773 |
354 |
358 |
237 |
90.37 |
0 |
22/04/14 |
新 2023.02 |
1,552 |
260 |
263 |
167 |
63.68 |
0 |
22/10/12 |
修正率 |
-12.5 |
-26.6 |
-26.5 |
-29.5 |
-29.5 |
|
(%) |
※単位:売上高、営業益、経常益、最終益…「百万円」。修正1株益、修正1株配は「円」。率は「%」
※最新予想と従来予想との比較
今期の業績予想
決算期 |
売上高 |
営業益 |
経常益 |
最終益 |
修正 1株益 |
修正 1株配 |
発表日 |
21.09-02 |
639 |
-8 |
-16 |
-19 |
-8.5 |
0 |
22/04/14 |
予 22.09-02 |
705 |
35 |
34 |
22 |
8.4 |
0 |
22/10/12 |
前年同期比 |
+10.3 |
黒転 |
黒転 |
黒転 |
黒転 |
|
(%) |
決算期 |
売上高 |
営業益 |
経常益 |
最終益 |
修正 1株益 |
修正 1株配 |
発表日 |
2021.02* |
1,311 |
42 |
42 |
49 |
23.1 |
0 |
- |
2022.02 |
1,418 |
258 |
283 |
207 |
92.1 |
0 |
22/04/14 |
予 2023.02 |
1,552 |
260 |
263 |
167 |
63.7 |
0 |
22/10/12 |
前期比 |
+9.4 |
+0.8 |
-7.1 |
-19.3 |
-30.9 |
|
(%) |
※最新予想と前期実績との比較。予想欄「-」は会社側が未発表。
決算期 |
売上高 |
営業益 |
経常益 |
最終益 |
修正1株益 |
売上営業 損益率 |
発表日 |
21.09-11 |
341 |
58 |
52 |
34 |
16.0 |
17.0 |
22/01/14 |
21.12-02 |
298 |
-66 |
-68 |
-53 |
-23.6 |
-22.1 |
22/04/14 |
22.03-05 |
548 |
230 |
234 |
151 |
57.8 |
42.0 |
22/07/13 |
22.06-08 |
299 |
-5 |
-5 |
-6 |
-2.3 |
-1.7 |
22/10/12 |
前年同期比 |
- |
- |
- |
- |
- |
|
(%) |
※上記の業績表について
- ・「連」:日本会計基準[連結決算]、「単」:日本会計基準[非連結決算(単独決算)]、「U」:米国会計基準、「I」:国際会計基準(IFRS)、「予」:予想業績、「旧」:修正前の予想業績、「新」:修正後の予想業績、「実」:実績業績、「変」:決算期変更
- ・[連結/非連結]決算区分の変更があった場合は、連続的に業績推移を追えるように、連結と非連結を混在して表示しています。連結と非連結が混在しない場合は、「連」「単」表記は省略します。
- ・決算期表記後の「*」は上場前の決算を示し、2018年以前に新規上場した銘柄では1株あたりの項目は株式分割などによる換算修正は行っていません。
- ・前期比および前年同期比は、会計基準や決算期間が異なる場合は比較できないため、「-」で表記しています。
- ・米国会計基準と国際会計基準では、「経常益」欄の数値は「税引き前利益」を表記しています。
- ・業績予想がレンジで開示された場合は中央値を表記しています。
【注意】「決算速報」「個別銘柄の決算ページ」で配信する最新の業績情報は、東京証券取引所が提供する適時開示情報伝達システム(TDnet)において、上場企業が公表する決算短信と同時に配信されたその企業自身の作成によるXBRL(企業の財務情報を電子開示するための世界標準言語)に基づいたデータをそのまま使用しています。同一の会計基準内で規則変更が行われた場合については、変更は考慮せずに比較を行っています。また、業績予想がレンジで開示された場合はレンジの中央値を予想値として採用しています。なお、この配信されたデータには、新興企業を中心に誤ったデータが配信される場合が希にあります。投資判断の参考にされる場合は、より正確な決算短信のPDFファイルを併せてご確認くださいますようお願いします。