大和ハウス、前期経常を33％上方修正、配当も6円増額

直す必要があることから、約120億円を持分法投資損失として経常損益に含めております。一方で、世界的に新型コロナウイルス感染症（以下、COVID-19）の影響が続く中、当社グループにおきましては、COVID-19再拡大にともなうGoToキャンペーンの停止などによりホテル等の一部事業では売上高の減少が見込まれるものの、既受注の請負工事の施工と投資不動産の売却が順調に進捗した結果、前回発表予想より売上高が増加する見通しとなりました。加えて、景気対策への財政支出や緩和的な金融政策の継続により年金資産の運用環境が改善したことに伴い、前回発表予想に見込んでおりました基礎率等見直しにかかる退職給付数理差異償却費用約150億円に加え、今回年金資産の運用から生じる運用益約420億円（費用の減少）を追加で売上原価及び販売費及び一般管理費として含めた結果、前回発表予想より営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益がいずれも増加する見通しとなりました。（注）当期の利益配当金については、連結業績予想の修正に伴い、前回予想から年間６円増配の116円とさせていただき、また、それにあわせて期末配当予想も６円増配の66円とさせて頂くものです。（注）当社は、退職給付会計における数理計算上の差異について、発生年度に一括処理を行っております。３．関係会社株式・出資金評価損（特別損失）の発生について提出会社において、連結子会社である大和リゾート株式会社、他２社の株式及び関連会社である大和中盛の出資金について、COVID-19の影響及び前述の大和中盛の清算手続きの進捗を踏まえ、実質価額が著しく低下したため提出会社の個別決算上、減損処理を実施し関係会社株式及び出資金の評価損として約410億円を特別損失として計上いたします。なお、当該損失による連結業績への影響はありません。