フレアス <
7062> [東証M] が11月1日大引け後(16:00)に業績修正を発表。20年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の3億3300万円→4100万円(前期は3億1300万円)に87.7%下方修正し、一転して86.9%減益見通しとなった。
同時に、4-9月期(上期)の経常利益も従来予想の7900万円→4100万円(前年同期は1億9300万円)に48.1%下方修正し、減益率が59.1%減→78.8%減に拡大する見通しとなった。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
1.2020年3月期第2四半期(累計)業績予想の修正理由(2019年4月1日~2019年9月30日) 2020年3月期第2四半期累計期間におきましては、マッサージ事業におけるあん摩マッサージ指圧師及び営業スタッフである相談員の採用活動に注力したものの目標とする人材定着率の向上を図ることができず、離職者の補充のための採用が中心となりました。そのため、あん摩マ
»続く
ッサージ指圧師の目標純増数が期初計画の54名に対して19名未達となる35名(対期初計画35.2%減)、相談員の目標純増数が期初計画の40名に対して34名未達となる6名(対期初計画85.0%減)となったことにより、新規に獲得される利用者数及びサービス提供回数が期初計画を下回ったため、売上高が想定より減少することが見込まれております。他方、既存利用者による契約解約率の低下及び鍼灸サービスの拡充等につきましては、売上高の増加要因となることが見込まれております。これらの結果、売上高につきましては上記のとおり修正いたします。 利益面につきましては、あん摩マッサージ指圧師の正社員の人員不足を相対的に高コストの業務委託により補完したことに伴う売上総利益率の低下、不足人員の早期確保に起因して1人あたりの採用コストが上昇したことに伴う販売費及び一般管理費の増加等が見込まれるため、営業利益、経常利益及び四半期純利益が前回公表予想を下回る見込みとなりましたので、上記のとおり修正いたします。2.2020年3月期(通期)業績予想の修正理由(2019年4月1日~2020年3月31日) 2020年3月期第2四半期累計期間における事業環境及び業績見通しを踏まえた2020年3月期の通期の業績予想の修正理由は、以下のとおりであります。(1)売上高ア.マッサージ事業 マッサージ事業におきましては、第2四半期累計期間と同様、下半期においてもあん摩マッサージ指圧師及び営業スタッフである相談員の離職者が一定数生じるものと仮定しております。そのため、修正計画において、サービス提供1回あたりの単価に大きな変動は生じないものの、当社の主力サービスである保険適用マッサージサービスにおける新規に獲得される利用者数は6,089名(対期初計画15.7%減)となることを見込んでおり、その結果、利用者数(月ごとに集計される利用者数の年間利用延べ人数)は118,912名(対期初計画2.4%減)となることを見込んでおります。なお、利用者数の見込み算定にあたって使用した契約解約率は、期初計画の4.0%に対して、修正計画では第2四半期累計期間の実績を踏まえて3.8%と見込んでおります。 これにより、サービス提供回数(鍼灸サービスに係る回数を除く)は、期初計画の805,842回と比べ65,613回減少し740,229回(対期初計画8.1%減)となることを見込んでおります。一方で、鍼灸サービスにつきましては、同サービスの拡充に伴い15百万円の増収(対期初計画16.2%増)を見込んでおります。また、当期7月より保険適用マッサージサービスに係るフランチャイズ事業を本格展開したことに伴い、修正計画においては加盟金収入等の期初計画に含まれていない計画外の売上高59百万円を追加的に見込んでおります。これらの結果、修正計画におけるマッサージ事業の売上高につきましては、期初計画に対して192百万円減少し3,684百万円(対期初計画5.0%減)となることを見込んでおります。イ.その他の事業 その他の事業セグメントに含まれる主な事業である訪問看護事業は、期初計画と比べてサービス提供回数の減少が見込まれるため、その他の事業における売上高は19百万円減少し296百万円(対期初計画6.1%減)となることを見込んでおります。 以上の結果、修正計画における全社ベースの売上高につきましては、期初計画に対して211百万円減少し3,981百万円(対期初計画5.0%減)となることを見込んでおります。(2)営業利益 ア.マッサージ事業 a.売上原価 上記のとおり、あん摩マッサージ指圧師の目標純増数につきましては、第2四半期累計期間の影響もあり、通期では期初計画の90名に対して49名未達となる41名(対期初計画54.4%減)となることを見込んでいるため、修正計画における売上原価に含まれるあん摩マッサージ指圧師等に係る人件費につきましては、期初計画と比べ142百万円減少し1,604百万円(対期初計画8.2%減)となることを見込んでおります。他方、第2四半期累計期間に引き続き、業務委託費については期初計画に対して41百万円増加し243百万円(対期初計画20.8%増)となることを見込んでおります。その結果、修正計画における売上原価は、期初計画と比べ66百万円減少し2,049百万円(対期初計画3.2%減)となることを見込んでおります。b.売上総利益 上記のとおり売上原価が期初計画と比べ66百万円減少するものの、売上高が192百万円減少することが見込まれているため、修正計画における売上総利益につきましては、期初計画と比べ125百万円減少し1,635百万円(対期初計画7.1%減)となることを見込んでおります。 c.販売費及び一般管理費 あん摩マッサージ指圧師と同様、営業スタッフである相談員の目標純増数につきましても、第2四半期累計期間の影響もあり、通期では期初計画の40名に対して28名未達となる12名(対期初計画70.0%減)となることを見込んでいるため、修正計画における相談員等に係る人件費につきましては、期初計画と比べ53百万円減少し568百万円(対期初計画8.5%減)となることを見込んでおります。他方、フランチャイズ事業を本格展開したことに伴い事業担当部門(法人事業開発部)の増員に係る人件費26百万円やフランチャイズオーナー(加盟店)の募集に係る広告費39百万円等の期初計画に含まれていない計画外のコスト86百万円が発生することが見込まれております。その結果、修正計画における販売費及び一般管理費は、期初計画と比べ57百万円増加し927百万円(対期初計画6.6%増)となることを見込んでおります。イ.その他の事業 その他の事業セグメントに含まれる主な事業である訪問看護事業の売上高につきましては、上記のとおり期初計画に対して19百万円減少し296百万円(対期初計画6.1%減)となることが見込まれているため、修正計画における売上原価は8百万円減少し184百万円(対期初計画4.3%減)となることが見込まれております。また、修正計画における販売費及び一般管理費につきましては2百万円増加し91百万円(対期初計画2.6%増)となることが見込まれております。ウ.その他の要因 上記以外の営業利益の減少要因として、以下のような販売費及び一般管理費の増加が見込まれております。・あん摩マッサージ指圧師及び相談員等の採用費の増加(対期初計画44百万円増)・採用活動の専門部署の設置をはじめとする社内管理体制のさらなる強化を目的とした東京本社における増員に伴う人件費等の増加(対期初計画16百万円増)・フランチャイズ事業の本格展開や事業譲受等に伴う外部専門家への計画外の支払手数料の発生(対期初計画20百万円増)・これらの経費支出の増加に伴う仮払消費税の増加等による租税公課の増加(対期初計画21百万円増) 以上の結果、修正計画における全社ベースの売上原価は2,234百万円(対期初計画3.2%減)、売上総利益は1,746百万円(対期初計画7.3%減)、販売費及び一般管理費は1,746百万円(対期初計画9.6%増)となることが見込まれ、営業利益につきましては期初計画と比べ290百万円減少し0百万円(対期初計画99.8%減)となることを見込んでおります。(3)経常利益 営業外収益及び営業外費用につきましては、期初計画と概ね同額を見込んでおりますが、営業利益が減少するため、経常利益は期初計画に対して291百万円減少し41百万円(対期初計画87.4%減)となることを見込んでおります。(4)当期純利益 営業利益及び経常利益の減少に伴い税引前当期純利益が減少することから、当期純利益につきましては、期初計画に対して180百万円減少し6百万円(対期初計画96.4%減)となることを見込んでおります。※本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
業績予想の修正
決算期 |
売上高 |
営業益 |
経常益 |
最終益 |
修正 1株益 |
修正 1株配 |
発表日 |
旧 19.04-09 |
1,957 |
73 |
79 |
44 |
18.9 |
0 |
19/05/14 |
新 19.04-09 |
1,929 |
36 |
41 |
18 |
7.73 |
0 |
19/11/01 |
修正率 |
-1.4 |
-50.7 |
-48.1 |
-59.1 |
-59.1 |
|
(%) |
決算期 |
売上高 |
営業益 |
経常益 |
最終益 |
修正 1株益 |
修正 1株配 |
発表日 |
旧 2020.03 |
4,192 |
291 |
333 |
186 |
79.88 |
0 |
19/05/14 |
新 2020.03 |
3,981 |
0 |
41 |
6 |
2.58 |
0 |
19/11/01 |
修正率 |
-5.0 |
- |
-87.7 |
-96.8 |
-96.8 |
|
(%) |
※単位:売上高、営業益、経常益、最終益…「百万円」。修正1株益、修正1株配は「円」。率は「%」
※最新予想と従来予想との比較
今期の業績予想
決算期 |
売上高 |
営業益 |
経常益 |
最終益 |
修正 1株益 |
修正 1株配 |
発表日 |
18.04-09* |
1,866 |
189 |
193 |
126 |
63.3 |
0 |
- |
予 19.04-09 |
1,929 |
36 |
41 |
18 |
7.7 |
0 |
19/11/01 |
前年同期比 |
+3.4 |
-81.0 |
-78.8 |
-85.7 |
-87.8 |
|
(%) |
決算期 |
売上高 |
営業益 |
経常益 |
最終益 |
修正 1株益 |
修正 1株配 |
発表日 |
2018.03* |
3,284 |
164 |
193 |
109 |
55.0 |
0 |
- |
2019.03 |
3,711 |
276 |
313 |
176 |
88.2 |
0 |
19/05/14 |
予 2020.03 |
3,981 |
0 |
41 |
6 |
2.6 |
0 |
19/11/01 |
前期比 |
+7.3 |
- |
-86.9 |
-96.6 |
-97.1 |
|
(%) |
※最新予想と前期実績との比較。予想欄「-」は会社側が未発表。
※上記の業績表について
- ・「連」:日本会計基準[連結決算]、「単」:日本会計基準[非連結決算(単独決算)]、「U」:米国会計基準、「I」:国際会計基準(IFRS)、「予」:予想業績、「旧」:修正前の予想業績、「新」:修正後の予想業績、「実」:実績業績、「変」:決算期変更
- ・[連結/非連結]決算区分の変更があった場合は、連続的に業績推移を追えるように、連結と非連結を混在して表示しています。連結と非連結が混在しない場合は、「連」「単」表記は省略します。
- ・決算期表記後の「*」は上場前の決算を示し、2018年以前に新規上場した銘柄では1株あたりの項目は株式分割などによる換算修正は行っていません。
- ・前期比および前年同期比は、会計基準や決算期間が異なる場合は比較できないため、「-」で表記しています。
- ・米国会計基準と国際会計基準では、「経常益」欄の数値は「税引き前利益」を表記しています。
- ・業績予想がレンジで開示された場合は中央値を表記しています。
【注意】「決算速報」「個別銘柄の決算ページ」で配信する最新の業績情報は、東京証券取引所が提供する適時開示情報伝達システム(TDnet)において、上場企業が公表する決算短信と同時に配信されたその企業自身の作成によるXBRL(企業の財務情報を電子開示するための世界標準言語)に基づいたデータをそのまま使用しています。同一の会計基準内で規則変更が行われた場合については、変更は考慮せずに比較を行っています。また、業績予想がレンジで開示された場合はレンジの中央値を予想値として採用しています。なお、この配信されたデータには、新興企業を中心に誤ったデータが配信される場合が希にあります。投資判断の参考にされる場合は、より正確な決算短信のPDFファイルを併せてご確認くださいますようお願いします。