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4585> [東証M] が1月31日大引け後(23:10)に業績修正を発表。16年12月期の連結最終損益を従来予想の34.5億円の赤字→137億円の赤字(前の期は33.9億円の赤字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなった。
会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結最終損益も従来予想の18.4億円の赤字→121億円の赤字(前年同期は12億円の赤字)に下方修正し、赤字幅が拡大する計算になる。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
(1)連結業績予想 平成28年12月期の売上高につきまして、当社が第一三共株式会社と共同研究を実施しているUMN-2002(ノロウイルスVLPワクチン、以下、「UMN-2002」といいます。)に関連する売上に関し、契約において規定される当社に対する研究協力金を研究開発スケジュールに従い月割り計上しておりましたが、研究開発進捗の遅れから、一部売上を取り消すこ
»続く
ととしたため、13百万円の減収見込みとなりました。 費用面におきましては、UMN-0502(季節性インフルエンザHAワクチン、以下、「UMN-0502」といいます。)の2017-18年シーズン向け国内商用生産に関連し、当該製造原価に対応した仕掛品として計上していた減価償却費等を費用化したため、試験研究費が増加することとなりました。 更に、平成29年1月10日に開示した「アステラス製薬株式会社によるASP7374(当社開発コード:UMN-0502)及びASP7373(当社開発コード:UMN-0501)に係る共同事業契約解約権行使のお知らせ」に記載の通り、アステラス製薬株式会社より、細胞培養インフルエンザワクチン共同事業契約の解約権を行使する旨の申し入れを受けました。既に、アステラス製薬株式会社にて、独立行政法人医薬品医療機器総合機構に対するUMN-0502製造販売承認申請の取り下げがなされ、現在、UMN-0502及びUMN-0501両剤に係る共同事業契約に関する解除手続きが行われております。当社の収益基盤の重要な柱の一つでありました国内インフルエンザワクチン供給事業が困難となったことから、10,156百万円の事業整理損を特別損失に計上することといたしました。内訳は、UNIGEN岐阜工場棚卸資産評価損1,717百万円、UNIGEN岐阜工場有形固定資産減損損失8,373百万円、その他65百万円であります。 結果、当期純損失が前回予想と比べ拡大する見込みであります。なお、当該特別損失を計上することにより、平成28年12月期連結純資産額は△106億円程度と、大幅な債務超過となる見込みであります。 (2)個別業績予想 平成28年12月期の売上高につきまして、当社が第一三共株式会社と共同研究を実施しているUMN-2002に関連する売上に関し、契約において規定される当社に対する研究協力金を研究開発スケジュールに従い月割り計上しておりましたが、研究開発進捗の遅れから、一部売上を取り消すこととしたため、13百万円の減収見込みとなりました。 なお、連結業績予想と同様に、当社の収益基盤の重要な柱の一つでありました国内インフルエンザワクチン供給事業が困難となったことから、7,489百万円の事業整理損を特別損失に計上することといたしました。内訳は、当社からUNIGENへの貸付金債権の回収可能性が低くなったことによる関係会社貸付金貸倒損失5,647百万円、当社が保有するUNIGEN普通株式に関し、UNIGENの財務状況悪化に伴う関係会社株式評価損1,750百万円、その他92百万円であります。なお、UNIGENへの貸付金債権、及び当社が保有するUNIGEN普通株式に関しては、全額を損失または評価損として計上しております。 結果、当期純損失が前回予想と比べ拡大する見込みであります。なお、当社単体における平成28年12月期純資産額は、当該特別損失を計上するものの、プラスを維持し5.8億円程度となる見込みであります。 (注)上記業績予想数値につきましては、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基 づいて作成しており、実際の業績等は様々な要因により異なる可能性があります。
今期の業績予想
決算期 |
売上高 |
営業益 |
経常益 |
最終益 |
修正 1株益 |
修正 1株配 |
発表日 |
2014.12 |
1,108 |
-3,942 |
-4,249 |
-3,961 |
-452.3 |
0 |
15/02/13 |
2015.12 |
202 |
-3,207 |
-3,390 |
-3,390 |
-354.2 |
0 |
16/02/12 |
前期比 |
- |
- |
- |
- |
- |
|
(%) |
※最新予想と前期実績との比較。予想欄「-」は会社側が未発表。
※上記の業績表について
- ・「連」:日本会計基準[連結決算]、「単」:日本会計基準[非連結決算(単独決算)]、「U」:米国会計基準、「I」:国際会計基準(IFRS)、「予」:予想業績、「旧」:修正前の予想業績、「新」:修正後の予想業績、「実」:実績業績、「変」:決算期変更
- ・[連結/非連結]決算区分の変更があった場合は、連続的に業績推移を追えるように、連結と非連結を混在して表示しています。連結と非連結が混在しない場合は、「連」「単」表記は省略します。
- ・決算期表記後の「*」は上場前の決算を示し、2018年以前に新規上場した銘柄では1株あたりの項目は株式分割などによる換算修正は行っていません。
- ・前期比および前年同期比は、会計基準や決算期間が異なる場合は比較できないため、「-」で表記しています。
- ・米国会計基準と国際会計基準では、「経常益」欄の数値は「税引き前利益」を表記しています。
- ・業績予想がレンジで開示された場合は中央値を表記しています。
【注意】「決算速報」「個別銘柄の決算ページ」で配信する最新の業績情報は、東京証券取引所が提供する適時開示情報伝達システム(TDnet)において、上場企業が公表する決算短信と同時に配信されたその企業自身の作成によるXBRL(企業の財務情報を電子開示するための世界標準言語)に基づいたデータをそのまま使用しています。同一の会計基準内で規則変更が行われた場合については、変更は考慮せずに比較を行っています。また、業績予想がレンジで開示された場合はレンジの中央値を予想値として採用しています。なお、この配信されたデータには、新興企業を中心に誤ったデータが配信される場合が希にあります。投資判断の参考にされる場合は、より正確な決算短信のPDFファイルを併せてご確認くださいますようお願いします。