ステップ Research Memo（8）：配当性向50%を目安に配当を行う方針、自己株式取得も実施中

■株主還元策

ステップ<9795>は新しい経営方針の下、教師の給与引き上げと合わせて、株主還元策を強化することも打ち出した。具体的には、配当性向の目安を従来の30%から50%に引き上げることにした。同方針に基づき、2023年9月期の通期配当を前期比26.0円増配の72.0円（配当性向49.4%）と大幅増配を実施、2024年9月期も同方針に基づき2.0円増配となる74.0円（同49.4%）を予定している。今後も利益増が続けば増配が期待できる。

また、株主優待制度として毎年9月末の株主に対して保有株式数と継続保有期間に応じてオリジナルQUOカード（500～4,000円分）を贈呈している。12月13日の終値1,886円で試算すると、総投資利回りは約4%の水準となる（100株保有、QUOカード500円相当の場合）。なお、同社は自己株式の取得についても発表している。取得株数は100万株（発行株数（自己株式除く）の6.13%に相当）、取得価額の総額は19億円をそれぞれ上限としている（取得期間：2023年11月1日～2024年9月末）。

（執筆：フィスコ客員アナリスト　佐藤　譲）

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