イチネンHD Research Memo(2):石炭事業等が起源、多角化を進め2008年に持株会社制に移行
■会社概要
(1)沿革
イチネンホールディングス<9619>の起源は、石炭販売を主要業務として1930年に創業した黒田重太郎商店である。戦後に入り、国内のエネルギー市場が石炭から石油へ変わるのに合わせて1963年に黒田商事株式会社を設立、その後1969年に商号を株式会社イチネンに変更し、同時に自動車リース業を開始した。さらに1980年には自動車メンテナンス受託事業、2002年にはパーキング事業、2004年にはケミカル事業へと事業領域を拡大し、2008年には持株会社体制に移行し、商号を(株)イチネンホールディングスに変更した。現在の黒田雅史氏が2009年に代表取締役に就任したが、その後もM&Aを含めて機械工具販売、合成樹脂など事業の多角化を進め、現在に至っている。株式については、1994年に大阪証券取引所市場第二部に上場、その後2005年には東京証券取引所および大阪証券取引所市場第一部に上場されている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
《HN》
提供:フィスコ