貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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9418 UNEXT

東証P
4,480円
前日比
-40
-0.88%
PTS
4,465円
20:48 05/21
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
18.3 3.52 0.71 74.06
時価総額 2,694億円
比較される銘柄
ラインヤフー, 
KDDI, 
IIJ

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USENNEX Research Memo(2):店舗やライフスタイルのDXを推進する「“ソーシャルDX”カンパニー」


■会社概要

1. 会社概要
USEN-NEXT HOLDINGS<9418>は持株会社として傘下のグループ企業を通じ、飲食・小売といった業務店やホテル・病院・オフィスなど各種施設に対し、祖業の音楽配信を主軸に、店舗・施設の運営やDXを支援する機器・ソリューションなどを提供している。また、個人向けには、映画や電子書籍などのデジタルコンテンツを定額制で配信するサービスを行っている。業務店など80万件以上の顧客基盤、300万人に達しようとしている動画配信サービスの課金ユーザー、業務店支援ノウハウ、ネットワークインフラ、直販体制・テレマーケティング・Webマーケティング・代理店網といった販売チャネルを生かした強力な営業力、営業力を支える全国約2,000人のセールス人員及び約1,000人のフィールドエンジニアなど、グループ企業がそれぞれに持つ強みを相互に生かし、各社の商品・サービスをクロスセルすることでシナジーを創出してきた。IoTやAIといったIT技術を積極的に取り込みつつ、成長戦略も機動的に進めている。このように店舗やライフスタイルのDXを推進する「未来を今に近づける“ソーシャルDX”カンパニー」として、同社はコーポレートスローガンである「必要とされる次へ。」を実践しているところである。


2000年以降、一貫してITインフラの普及に努める
2. 沿革
同社は、1961年に宇野元忠(うのもとただ)氏が個人事業として創業し、その後(株)大阪有線放送社(のちのUSEN)となって全国を網羅する有線放送網を構築した。1998年に宇野康秀(うのやすひで)氏が社長に就任すると、2001年に民間企業で世界初の商用光ファイバーの提供を開始するなど一貫してITインフラの普及に努めた。有線放送で培った顧客基盤やインフラをベースに、店舗支援サービスやブロードバンドサービス、動画配信サービスなどへと事業を拡大していった。そのなかで、ブロードバンド事業を展開していた(株)U’sブロードコミュニケーションズ(のちのU-NEXT)が、2010年12月にUSENからテレビ向け有料動画配信サービス事業と個人向け光回線などの販売代理店事業を承継して独立した。2017年12月になるとUSENとU-NEXTは、それぞれが保有する顧客基盤など経営資源を生かすため戦略的な統合を図った。そして統合を機にグループ共通機能を集約化する一方、グループシナジーによる効率化と業容拡大を同時に実行し、コロナ禍の厳しい状況のなかで成長性の高い強固な収益基盤を構築していった。ウィズコロナとなった現在では、DXのさらなる進展と経済の正常化といった追い風を同時に享受し始めたところである。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)

《YI》

 提供:フィスコ

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