ビジョン---3Qは累計期間で過去最高業績を更新、営業利益の進捗率は95.8%と好調に推移
ビジョン<9416>は9日、2017年12月期第3四半期(2017年1~9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比19.4%増の131.77億円、営業利益が同43.1%増の15.39億円、営業利益が同47.4%増の15.40億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同51.9%増の10.39億円となった。
グローバルWiFi事業は、売上高が前年同期比33.5%増の77.55億円、セグメント利益が同53.0%増の13.68億円となった。旅行需要が高まる好調な市場環境を背景に、各販売チャネルにおける新規獲得及びリピート利用のレンタル件数は増加した。個人利用比率の増加に伴い顧客単価(ARPU)が減少するも、各販売チャネルの顧客獲得が好調に進捗し、大幅増収となった。また、レンタル件数の増加に伴う費用増加を抑制すべく実施した通信原価の低減やオペレーションの改善などの各種施策が進み、収益性が向上した。
情報通信サービス事業は、売上高が前年同期比3.1%増の53.79億円、セグメント利益が同10.1%増の8.86億円となった。主要ターゲットである新設法人・ベンチャー企業の獲得及びCRMによる継続取引の積み上げが引き続き好調に推移した。
2017年12月期通期の連結業績予想は、売上高が前期比12.6%増の167.13億円、営業利益が同24.5%増の16.06億円、経常利益が同23.9%増の16.08億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同28.5%増の10.45億円とする期初計画を据え置いている。
なお、通期予想に対する第3四半期までの進捗率は売上高が78.8%、営業利益が95.8%と好調な推移をみせている。
《TN》
提供:フィスコ